秋のお彼岸でございます
そこで最近ちょっと気になっていることを
なんか「直葬」が増えているとか?
火葬だけを執り行い葬ることを、近年では、直葬(ちょくそう)火葬式(かそうしき)と言われるようになりました。
読経供養などの宗教儀式は行わず、親戚や知人の弔問を受けることなく、しめやかに家族だけで弔う、シンプルな葬送スタイルです。
時代の変化により、お通夜や葬儀・告別式を不要とする考えの人が多くなりました。現在では葬儀全体の2割程が直葬にて執り行われております。
この割合は都市部ほど高く25%近くにもなり、4~5人に1人は火葬だけの直葬にて弔われております。
↑この葬儀社のHPにも直葬についていろいろ書かれています。宣伝付きですけど、メリットデメリットも詳しく載ってますので参考にしました。
まあ人それぞれ、いろいろ事情がおありでしょうから「直葬なんてけしからん」とかいうつもりはありません。ですけど、直葬しかできないならば致し方ないとしても、(やり直しのきかない)本当に最期のお別れがそれでいいのかな、というもやもや感はずっとあります。
葬儀って、単なる儀式としてではなく、順を追って故人をあの世へ送るのと同時に、残された家族の気持ちも静めていくものだと思うんです。(それでもやっぱり火葬炉の扉が閉まる瞬間は胸が締め付けられる気がしますけど)
ぶっちゃけ、直葬にする大きな理由が「費用」「手間」。
これって・・・きつい言い方になってしまいますけど、「コスパ・タイパが一番大事」「今だけ・金だけ・自分だけ」ってことでしょ。
何でだろう、何でそんなすっぱり割り切れるんだろう。
ちょっと考えたことは、普段仏壇に手を合わせたりすることが無ければ、ご先祖様とかあの世のことなど考えたりしないよね。死後のことなんて考える必要はなくって、生きている間だけが大事だよね、ってこと。
核家族で皆長生きになって、そりゃ私だって若い頃は死後のことなんて微塵も気にしなかったよ。だけど一度でも親しい人の死に出会ったことがあれば、「直葬サイコー」とは思わないと思うんだけど。
あと、高齢者向けの生命保険の宣伝で「子供たちに迷惑かけたくないから~」っていうの、あれも聞くたびに何だかモヤモヤしちゃうんだよね。
老人は死ぬのも迷惑なんか~(;´Д`)
どんなに元気な人でも、必ず一回は死ぬんだから・・・お彼岸にはご先祖様やあの世のことを考えてみてほしいなー