お薬にはよく似た名前のお薬がたくさんあります。
中でも『テオドール』と『テグレトール』は間違えやすいお薬として有名です。
『テオドール』の成分名は「テオフィリン」で、キサンチン系気管支拡張剤。
気管支喘息などに適応があります。
一方、『テグレトール』の成分名は「カルバマゼピン」で、向精神作用性てんかん治療剤・躁状態治療剤。
てんかんや三叉神経痛などに適応があります。
これらのお薬の取り間違えは2009年1月から両メーカーが注意喚起をしていましたが、よく似ている名前で、しかもどちらの製剤も100㎎と200㎎が存在するため、今も勘違い等によりとり間違えをする事例が複数報告されています。
病院や薬局では、処方前に複数人で間違いがないか「2重チェック」「3重チェック」などをし「正確な調剤」を心がけていますが、多忙時・緊急時はうまく機能しない場合があります。
特に、一包化されているお薬は、一度PTP包装からお薬を取り出し、再度、人の手によって分包している場合がほとんどです。
その再分包されたお薬は、人の目によって数回確認され患者さんへと処方されるのですが、「入れ間違い」や「見落とし」が全くない状態で処方されるとは限りません。
ですので、お薬が処方されたら「飲む前に処方通りきちんと処方されているか確認する」ことが大変重要になります。
お薬には必ず『識別コード』があります。
例えば、
『テオドール200㎎』は「THEO-DUR 200」
『テグレトール』は「CG 214」
と、すべてのお薬に『識別コード』が存在します。
その『識別コード』は、処方時に薬局等から渡される「お薬の説明書(お薬の写真など)」に必ず記入されています。
一包化されているお薬を確認するときは、この『識別コード』を確認するといいでしょう。
外用薬などには、お薬が入っている容器などの表示に『有効期限』の記載があるものがあります。しかし、『有効期限』は「お薬の説明書」には記載がありません。
ですので、「開封前」にそちらも確認すると「期限切れ」や「間違い」などを未然に防ぐことができます。
なお、内服薬・散剤などの『有効期限』は、お薬が入っていた箱に記載があるため、薬剤師等に聞かなければわかりません。気になる方は処方元に直接聞きましょう。
処方されたお薬を最後に確認することができるのは『処方された患者さんや周りの方』です。
時には「薬剤師・医師を疑う」ことも自身の適正な治療には大切です。
明らかにお薬が違うと分かれば、「即座に処方元に連絡」しましょう!
参考URL:
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00050240.pdf (テグレトール 添付文書)