皆さま
テレビの占い番組がありますが参考にしている人もいるかもしれません。
私は星座や干支占い番組を批判しているのではありません。でも、本当に毎日、毎日、占う事が出来ますか?
ラッキーカラー、ラッキーフードを毎日占っている占い師は、どんな占い方をするのでしょうか?
人間には明日のことが分かりません。運勢暦を出して調べても毎日の霊視は難しいのです。
以前、某TV番組から依頼がありました。昔の事です。テレビ局は毎月30日、あるいは31日分、1日1日を小分けして書いてくれたら良い、そうして小分けにした内容をテレビ局が日ごとに出すだけです。
難しい内容より簡単に書いて下さいと言われました。視聴率さえ上がれば問題ありませんと言いました。
私はこのような依頼は引き受けられないと言って断りました。
まず不可能な話なのです。毎日、毎日、占い、毎日ラッキーナンバーやカラー、ラッキーフードなど分かると思いますか?
それ以前に食物で福を呼べますか?
暦とは月の事です。1月から12月の毎月の暦なら計算は出来ます。でも運勢暦は星座や干支ぐらいでは出せません。簡単ではないのです。
運勢暦(運気・占い)とは生年月日、年齢、干支、星座、九星、その他諸々を全て一覧表にして、陰陽の暦盤を作り、朝と夜に2回に分けて調べます。
何故、朝と夜に調べるのか。
満ち潮と引き潮は人間の生命を表すからです。朝日や夕日は関係ありません。仏教が修行の一貫として悟りを得る時間帯だと言っていた事から朝日や夕日、特に朝日を拝めば悟りを得る、と信じたのです。
でも、前にも書いたように悟りとは誰でも得られます。心から嬉しい、有りがたい、幸せだなあ、と思った時に人は悟りを得るのです。だから、悟りは何度も味わえます。
また、生きている間は瞑想は出来ません。いくら座禅を組んでも出家しても本当の瞑想は出来ないのです。
瞑想=無、無になれば魂は離れます。何もないのが無なのです。全てを白紙にするなら瞑想も良いでしょう。
ですが、生きて行く為には必要な物・事があります。本当の瞑想は死ぬ間際に経験出来ます。
何の為に瞑想するのか?目的は?と聞かれたら皆さまはどう答えますか?意味がない瞑想は止める方が良いのではないでしょうか。
占い番組も同じです。悪い事が書かれていた場合、気になります。気にしすぎたら不安も増します。占いを参考にするより、朝の柏手で魔や災難は祓えます。
「今日の1日を幸せな1日になりますように。魔や災難から避けられますように」と柏手を打ち、後悔のない1日を過ごしましょう。
次に言い方を変えますが、ラッキーナンバー、ラッキーカラーは自然界、神様にもあります。
人間には見えない色は金色、黄金です。神様の御魂の色は黄金ですが人間には中々、見えない色です。仮に見えた時は視力を失うか?低下してしまいます。神様も分かっていますから簡単に見せないのです。
黄金の次に神様の色は赤。赤というより朱色です。鳥居の色ですね。神仏の色は古代中国から伝わりました。赤は火、炎ですが火は穢れを祓うと言われています。
火の漢字は人を表します。魔や悪霊、悪いものが体に取り憑いた時、火を用いて魔物や穢れを祓う儀式が生まれました。火の字の形は人が両手を上げた形を表します。
そこから仏教の加持祈祷が生まれました。日本では神仏習合時代に神道は違う意味があると考えて赤、朱色を使いました。加持祈祷の場合、日本の神道は、あくまでも人間を守るのを優先に考えました。赤=紅=朱=丹。この4色が神様の色、御利益の色になります。
簡単に説明します。人間は生きている間に罪を作ります。ですが神様は許す事もあります。罪を赦す事から、ご赦免の字が出来ました。赦すの赦には赤の字が入っています。罪を繰り返さず、正しい生き方をし罪を償う人間は神様は赦すのです。
また、朱は不死の色でもあります。不死鳥は火の鳥ですが朱は不老長寿の意味を持ちます。また魔除けや厄払いの意味があり神様に守ってもらう為に鳥居の色を朱色に使いました。
紅は口紅に使います。お神楽を舞う、巫女は神様の使いです。神様と一体化させる為に昔はお神楽を演奏する人間、お神楽を舞う巫女は口紅をつけて舞いました。
子供の宮参りや七五三の時に額に赤い色をつけるのも神様に健康に育つように願いを込めて祈る為です。
丹(辰砂、水銀朱)には防腐効果があります。鉱物を原料として、やはり同じ意味で不老長寿、大病祓いの意味を持ちます。
赤い色は火、赤い色は神様の色、火への信仰は穢れを祓うのです。
穢れを祓う、魔を祓うだけでは人間は幸せになれません。生まれて色んな苦難も経験し死にたいと思った事もあると思います。別の肉体へ生まれ変わりたいと。過去を忘れたい消したいと嘆いた時、浄めという形があります。
神様の色には水色もあります。青です。水です。川や海の色です。これは禊を表します。浄めの字は人間に使いますが神様の浄めは、清めに変わります。祓うだけではなく、身も心も清められ新しい道、神の道に進みなさいという色です。
川や海の力は人間には力の源になります。現世に誕生する前は胎内の羊水、水の中にいます。出産する前、出産する時も水と一緒に現世に飛び出しますね。生き物は水がなければ死にます。
万物を生み出した自然界こそ神様なのです。水がなければ自然は成り立ちません。神様の色は水色、川や海の色なのです。
神様の色=火と水と覚えておきましょう。
お正月や祝いの日にお餅を飾ります。赤い餅。白い餅。ヨモギ餅。赤、白、緑、この色も意味があります。
赤=天、太陽。白=空間、現世を表します。ヨモギ(緑)=地、大地を表します。天と地の間に人間が住んでいるのです。紅白とは神様と人間を表す色なのです。たまに神棚に3色のお餅を供えると家屋敷の祓いになります。
次に神様の数字です。八百万の神々という言葉通り、神様を数字に表すと八。8になります。
ここで取り上げる数字は 1~9です。このうち横にしても反対に変えても、8は8。倒しても起き上がるのは8しかありません。1は倒せば起き上がる事が出来ません。神様の数字ではありません。
神様の使い神、眷属の数字は9です。これには理由があります。まず9=「く」と呼ぶのは日本独自のものです。9=く=苦と教えたのは日本の仏教です。4=し=死。9=く=苦。皆様も、そう思っている人もいるかもしれませんね。
神様の数字は8。神様の使いの数字は9です。眷属は神様から命令されて動きます。分かりやすいのが、九頭龍、九尾狐、九馬などです。馬は昔は神社で飼われていました。
今は本物の馬ではありませんが左右に白馬を祀っています。縁起が良いので馬の置物や絵もありますが効果が出るのは9頭の馬を揃えなければ効果はありません。
馬だから、「うまくいく」という縁起担ぎ、語呂合わせだと思っている人もいますが馬を9頭揃えれば神様の力が加わります。
中国も日本でも神様の数字や縁起が良い数字は8。9も同じように中国では九は永遠の意味を持ちます。人間の運勢や運気も8と9の数字で流れも変えられます。
しかし秘術を使わなければ転換出来ません。9頭の馬の意味は、勝負運、金運、出世運、家庭運、愛情運、健康運、商売運、豊漁と豊作運、受験合格運の九つの運気を助けます。
九星だけでなく、九字など魔除けや祓いに使いますね。他にも、馬九行駆、馬九行久=「うまくいく」。9頭の馬が行く、という意味です。
これに対し、避けたい数字は、4989=四苦八苦・生、老、病、死の四つの苦しみという意味です。4229=死にに行くという意味です。これも仏教から作られました。
葬儀が終わり、49日がありますが49日間は死者は屋根や家に居て50日目に霊界に上がると言われています。
ですが、49日という意味は死者が迷わず苦しまずに、あの世に行く日、または49日間の間に苦しみや悲しみ、恨みや未練を捨て遺族に別れを告げる日にちが49日だと言われているのです。
でも宗派の違いで日数が異なるのは何故でしょう。私の経験上言わせていただくと、49日が終わっても死者の思いが強ければ日数は関係ありませんでした。
使ってはいけない数字は自分の生年月日や血筋の生年月日(知っている親族のみ)、 命日も避ける。恋愛相手、結婚後のお互いの生年月日や子供の生年月日。同居や入籍日も避ける。
宿命や運命、運気を表す生年月日の数字は天国になるか?地獄に墜ちるか、左右される可能性があるので注意が必要です。
3=気力や運が強いが家庭運や家族運が薄く早くに自立する。苦労を背負う。
8=神様の数字、我が強い、逆に情に脆い、運が強く生き運がある。正しい信仰さえすれば成功率は高い。苦難の人生を歩むが運が強い為、生き延びる。七転び八起きの精神を持つ。
転んでも起き上がるのが、(8) 7=七転び八起きの言葉通り、7の数字は2つの意味を持ちます。慈悲の心を持てば夢は叶う。我を通し、身勝手な振る舞いをすれば泣きを見る。自立性はあるが自力で頑張れば成功率は高い。口先だけなら孤独の人生しか歩めない。苦労を背負うが乗り越える力があるのが7になります。起き上がれるか?転ぶ人生を行くかのどちらかに分かれます。
7の数字の好相性やラッキーナンバーは、3、8になります。正しい信仰さえ持てば夢は叶います。九=9の数字は神様の使い。眷属の数字になります。馬は神馬と呼び、祈雨、止雨の祈願神様です。
古来、日本は馬を神様の乗り物として神聖視してきました。神様に願いをかける時には生きた馬を捧げる習わしもありました。降雨、止雨を願う際に神馬を献上しました。雨馬は黒馬。雨雲と言い、止雨を願う時は白馬を奉納しました。白馬は太陽を象徴するからです。
京都の貴船神社や上賀茂神社。東京の神田明神。島根の物部神社は馬を大事にお祀りしています。絵馬が出来たのは祈願の内容を神馬に神様にお願いしてもらう意味で絵馬が作られたのです。
繰り返しますが、九は「く」、「苦」ではありません。九死に一生と言って死にかけていたが助かる。ほとんど死にかけたのを辛うじて助かる。9回死んでも1回生きるなど9回死ぬような目に遭っても1回助かる。という意味ですが9という数字は奇跡、を表します。崖っぷちに追いやられても落ちない、落とされない数字です。
9の次に10があります。10の数字は身代りや周りの災難を背負う意味を持ちます。数字や文字には宿命や運命、運気だけでなく神仏との繋がりも含まれているのです。名前もバランスが取れてなければ喰われたり負けたりするのです。
姓名判断があるのも理解できますね。苗字と名前のバランスは大事です。女性は嫁げば苗字は変わりますがバランスが悪ければ家庭や家族運が悪運に変わる可能性があるのです。家族運、家族運、仕事運、病運の低下や破壊に繋がるという事です。
このように、数字や文字には「魂」が入っています。物には全て魂が宿っているのであり、無駄なモノはこの世に存在しません。なのに無駄にしてしまうのが人間です。
深い意味があり救いの力が目の前にあるのに切り捨てるのも人間です。無意味にしてしまう事もあります。慈悲の心、優しい心を持つ事が大切です。それが光になり難儀苦労の闇に勝つのです。
神様は差別はしません。信仰とは心の闇に勝つ事です。許す心も信仰です。ウイルス感染症、豪雨、酷暑、地震など今年は天変地異から始まり、天気の乱れも続き、疫病も流行っています。
夏休みやお盆休みをどう過ごすか?よく考えて行動して下さい。
麗月 謹上再拝
巫師麗月チャンネル
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