皆さま。

 

こんにちは。龍翠です。

 

いつもの四方山話とは違って、今回は「陰陽道の表と裏」の編集後記的な話になります。

 

映画やドラマ、マンガやアニメ、ライトノベルなど多くのメディアで取り上げられるようになっている陰陽師ですが、平安時代のイメージに基づく固定観念だけが広まってしまい、実像がまったく分からなくなっているので、本当はこうなんだよ、ということで書き始めたのが「表と裏」シリーズです。

 

日本の陰陽師の直系は誰でも調べれば分かります。

 

安倍家が有名です。

 

その後、安倍家は土御門家に改姓して、現在も社家として存続しています。

 

土御門家から繋がる家系にもいくつかありますが、今は土御門の姓を使わないのが暗黙裏の約束事になっています。

 

大人の事情があるためです。

 

表に出ている陰陽師や、陰陽道系とされている神社にいる人々は「影武者」あるいは「替え玉」です。

 

その昔、陰陽師と名のっていた、マスコミにも出ていた人がいたそうです。関係筋によると、まったく陰陽道とは関係のない人物でした。

 

陰陽師の子孫でもないし、陰陽術など知らなかったそうです。

 

独学で自分なりの「陰陽道」を作り出し、陰陽師と名乗って荒稼ぎをした人物です。

 

そのほかにも、陰陽師を名乗っている人はいますけど、安倍ー土御門ラインではありません。

 

ある日、突然姿を消してしまった人物もいましたけど、本家の逆鱗に触れたようです。

 

 

日本の陰陽道陰関係は、ほとんど仮の姿か替え玉か、偽物です。

 

直系は養子縁組をしたり戸籍を変えています。部外者は本物かどうかを見分ける手がかりさえも残さないように徹底的に隠蔽工作をしています。

 

陰陽家直系の家族でも、嫁であろうが、旦那であろうが、子供や孫、ひ孫にも正体はばらしません。

 

裏陰陽師以外は、家族であっても部外者になるからです。秘密を漏らせば自分の命だけでなく子々孫々まで断絶されます。

 

元々、陰陽師の家系になった人々は中国からの渡来系氏族です。

 

道教を日本に持ち込んで道教の祭祀をしていました。

 

その後、他の渡来系氏族のシャーマン一族とも合流して、呪術系の集団ができていったのです。

 

安倍氏にしても、途中から渡来系支族と婚姻関係を結び、そこからシャーマニックな能力を持った子孫が生まれました。九尾狐を使役できる家系です。当然、稲荷信仰とも関係は大ありですので、晴明神社にしてもお稲荷様を祀っています。

 

晴明神社の稲荷社

 

そういう先祖を持っている人たちの家系が、のちに陰陽家として活動するようになったわけです。

 

子孫にかならずサイキックな能力を持つものが生まれてきて、一族の中から何人か選抜をされて、特に優秀な子供を跡継ぎに指名し、そのほかはサブとして、あるいは替え玉として置いておく。そんな仕組みになっています。

 

本物には資格などありません。資格など発行したら身元がばれてしまうからです。神社や寺院にいる裏陰陽師も公式には存在しない人々だから「無資格」です。

 

名字や名前だけ見ても、本物かどうかを判別することは非常に困難です。

 

おまけに秘密結社まで作っているので、ますます活動内容も分かりにくくなっています。

 

私たちの場合、巫師関係者から日本の古代呪術や呪術系の集団に関する情報が入ってくるので、そこから手がかりを得ているわけですが、一般の人から見ると、見事に陰陽道関係の動きは隠蔽されていて、何重ものベールに包まれています。

 

いずれにしても、公式には存在しないのが陰陽道、陰陽師ですが、非公式かつ秘密裏に活動している組織は今もあることだけは明言しておきたいと思います。

 

裏陰陽師の世界は想像を絶するもので、サイキック同士の心霊戦などは派閥間の抗争のときには頻発します。

 

昔、ロシアにニーナ・クラギーナという女性の能力者がいましたが、彼女は念力の達人で、時計やコンパスの針を動かしたり、手かざしでヒーリングをしたり、念写ができたり、あげく、生きているカエルの心臓を止めたという話もあります。

 

このような能力を裏陰陽師の中にも持っている人がいて、「邪魔者を消せ」という指令が入ったら念を飛ばしてターゲットの心臓を止めることをしています。検死しても急性の心筋梗塞として処理されるだけです。物理的に相手をヤれば、どこかで証拠もでてきて、足がつきますから。

 

重力を操作する秘術もあるようで、ものを動かすだけでなく、飛行させる、自身の身体を移動させるなどもできます。物体をその場から消すことも可能です。これは実際に観察済みです。

 

まあ、精神と物質との関係を認めない物質主義者、唯物論者からは相手にされないでしょうが、別に認められなくても彼らは困らないので、工作活動の一環としてヤバい呪術を使う者もいるということだけお話ししておきました。

 

今後の予定は未定ですけど、また新しい情報が入ればお話しできる範囲で公開します。ただ、私たちもあまり嗅ぎ回っていると目をつけられるから、ほどほどにしておきます。一番近づきたくない相手ですから。

 

龍翠 九拝

 

 

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