皆さま

 

こんにちは。龍翠です。

 

巫師と言いましても、先祖代々の家業を自分の意志とは関係なく継ぐことになり、世間に埋没するようになるべく目立たず、雨にも負けず、風にも負けず、ひたすら祭祀に励む毎日です。

 

 

たまたま町に用事があって外出した日のこと。

 

 

向こうから、二人の女性が日傘を差して歩いてきました。上品な出で立ちと、立ち居振る舞いの美しいマダムです。

 

そこで私は呼び止められ、「こんにちは」と挨拶されました。

 

このような人たちと面識はないし、誰かな?と一応挨拶は返したわけですが…。

 

いきなり「スピリチュアル○○ってご存じですか」と尋ねられました。

 

 

は? スピにも色々あるのけど、どのスピ? 何スピ??

 

 

とか考えても出てこなかったので、「いやー。私、そういうのはよく分からないのです」と答えました。

 

そうしたら、マダムお二人様が声を揃えて

 

「いま、ここでヒーリングを受けてみませんか?」という。

 

 

二人の声がハモっている。

 

 

ここで「あ、新手の宗教か?」という考えが頭をよぎったのですけど、「いやー。今ちょっと急いでいるモノで、ごめんなさい」と答えました。

 

そうしたら、マダムお二人様が口を揃えて

 

「あらまあ、残念ですわ。わたしたち、近くでヒーリングの講習会をやっていますの。よろしければ、パンフレットを差し上げます」という。

 

 

一言一句違わず、同時発声している。

 

 

結局パンフレットを3枚ももらってしまい、さらにマダムお二人様が何か言おうとしたとき、「いやー人と待ち合わせがあるもので、どうもすみません。失礼します」と逃げました。

 

 

このようなとき、とりあえずその場から去ることと、もらったものはその場に捨てないこと、これだけを肝に念じています。

 

 

何でこのタイミングで「宗教の勧誘ぽいものと出会うのだろう?」「よほど暇そうにしているように見えたのか?」などと思いをめぐらせました。

 

 

まあその場でイヤな顔をして拒否るのも大人げないし、人前でヒーリングを受けている自分の姿を想像しただけで赤面モノだから、こういうときはさりげなく笑顔でさようならをするのが賢明だと思ったわけです。

 

 

もし仮に、「あのーうちは巫師やってますけど?」とか言っても意味不明だろうし。

 

 

「私、祈祷師やってます。あなたたちの幸せのために拝んであげましょうか?」

 

とかいうと喧嘩売ったも同然だし…。

 

相手の存在を否定しないことが肝要です。

 

とにかく揉めたり、争ったりしないように対処します。絶対に嫌悪感や怒りの感情を露わにしないこと。これが宗教系の人と遭遇したときの私たちの鉄則です。

 

このような経験は一度や二度ではありません。なぜか外出すると声をかけられやすいのです。

 

やはりボッチ&ヒマ人間確定なんでしょうか。

 

帰宅後、パンフレットを読んで、マダムお二人様が、ある有名な新興宗教の中の人だと分かったわけですが、最近は宗教法人もスピを標榜するようになっているのですね。

 

四国でも松山はやたら宗教団体の支部が多く、四国全体を見渡しても有名教団の教祖の出身地、本部も少なくありません。有名どころの拠点が近所にいくつもあります。

 

このような土地柄で、まともにやり合うなんて考えない方がいいです。

 

相手は何万人も信者のいる教団だし、ひょっとして専属祈祷師を雇っているかもしれないし、下手すると祈祷師たちに集団で拝まれます

 

心霊戦だけはエネルギーの無駄遣いになるだけですから、絶対に回避するようにしています。

 

 

あと、家庭訪問のパターンもありますね。これも色々な教団の方がいらっしゃいます。

 

そりゃ、うちは看板など出していないし、一般の家だと思われてますから。

 

この場合も「お疲れ様です」と相手に労いの言葉をかけて、世間話もします。

 

かならず、その宗教のパンフレットやら雑誌やらも受け取るようにします。

 

 

一般人として振る舞い、目立たないように暮らすのも、無益な争いを避けるための智慧でして、絶対にこちらの素性などバラさないようにしているわけです。

 

 

 

で、先日、氏神様にお参りに行ったら、本殿の前でいかにも上品そうなマダムから

「あのーすみません、○○寺ってどこにあるかご存じかしら?」

なぜか神社で寺の場所を訊かれました。

「いやーすみません。私、お寺のことはよく知らないんです」と答えて逃げました。
 

これも一種の引き寄せの法則なんでしょうか?

 

 

龍翠 九拝

 

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