皆さま
龍翠です。こんにちは。
受付担当をしていますと、実に様々なお問い合わせをいただきます。
当ブログをご訪問なさる方は、検索によるものが多数です。最近はブックマークされている方からのアクセスも増えているようですが、基本的には「一期一会」です。
ブログでの平均滞在時間も長いです。12分超えとかふつうにあります。
これは以前にも述べた傾向ですが、最近はさらに滞在時間が長時間化していて、ブロガーの側からすれば、記事をじっくりと読まれていることはとても有り難いことです。
その検索ワードは多いものから順に……
- 呪詛
- 祝詞
- 陰陽道
- 裏鬼道 陰陽師
- お遍路 取り 憑かれる
- ジェームズ・ライニンガー
- 陰陽師 現代 名乗ってはいけない
などです。
まるで呪詛専門サイトみたいになってしまっているわけですが、私たちは呪詛や生霊についての説明はしているものの、呪詛代行業などはやっていませんので、あしからずご了承ください。人を呪わば穴二つです。やめときましょう。
陰陽道関係の検索も多いのですけど、うちは陰陽家ではありませんし、四国陰陽道の祭祀は取り入れているものの、神道ベースでやっていますので、陰陽師を紹介してほしいとか、陰陽師にはどうしたらなれるの?といったご質問には応じかねます。
そもそも明治以降、陰陽道は公式には存在しません。非公式に裏陰陽師がいることは知っていますが、これも表には出ない人ですから、取り次ぎようもありません。
あ、ちなみに「裏陰陽師」でググると当ブログがトップヒットします。
で、裏鬼道って「ゲゲゲの鬼太郎一族」のことですね。鳥取県の境港へ行って探してください。妖怪を紹介することはできません。
お遍路取り憑かれる=四国霊異記の第二話に関係していますね。そりゃ、昔の遍路は命がけでしたし、途中で落命したお遍路さんも数知れず。無縁仏になっている方もいらっしゃいます。心霊スポット的なネタに貢献するつもりはありませんので、あくまでも「昔話」として……。
ジェームズ・ライニンガーは魂のライフサイクルシリーズで取り上げていますけど、かなり興味を持たれているようですね。日本人の事例も取り上げているので、「転生型事例の研究」で検索してください。
さて、その他私の元に寄せられているお問い合わせ等について、お答えできる範囲でお答えいたします。
Q.会員制サイトについて教えてください。
巫師麗月ブログは、四国の巫師が運営している個人ブログで、秦霊性心理研究所という屋号で活動しています。宗教法人ではありません。
会員制サイトは、当ブログを読まれている方で私たちとご縁のある方をご招待しています。神仏の学び、神道系の祭祀法、神仏に関する相談、お守りや独自にデザインした神品など授与品、定例祭のご案内、その他個別の要望に応じる加持祈祷などを行っています。
敷居が高いように思われていますが、「完全個別制」のシステムによるためで、相互の信頼関係を重視しているためでもあり、個人情報の取り扱いなど秘密厳守でこれまでノートラブルでやってきました。
個別対応ですから、私たちが一度に対応できる人数にも制約があり、定員制となっています。
あと、巫師麗月ブログには、これまでに会員向けに提供してきた記事を再編集してアップしています。論文みたいで超長い&小難しい(と思われている)記事。連載ものの記事が会員向けに該当します。麗月の署名入り記事なども会員向けです。
これも隠す必要がないと言うことで、ブログにアップしています。難しいという方もいらっしゃいますが、当ブログは霊性の学びの場ですし、会員の方の要望も取り入れながら書き下ろし記事のテーマ、編集方針も考えています。
Q.なぜ「秦」を名乗るのですか?秦氏と関係がありますか?
私たちは四国の秦氏の流れをくむ一族で、昔から祭祀を担当してきました。本家本元(九州)から「秦」を名乗る許可を頂いて活動しています。
活動上の制約が色々とありますが、秦氏の名を汚さないように今後も昔ながらの祭祀を受け継いで活動して参ります。
秦氏については、最近色んな動きがあるようですが、本家とは直接関係ない情報ばかりが出回っているようです。あまりにも話を盛りすぎているというか……。
私たちは、これからも祭祀を通じて、秦氏の本来のマツリ、カミゴトについて触れて参りたいと思っています。
Q.スピリチュアルとどう違うのですか?
広い意味で、既成の宗教組織、伝統的な宗教の枠組みにこだわらず、神さまと人との個人的な関係を大切にし、個人の霊性の学びを支援することが目的という点で、私たちの活動もスピリチュアルの一種に分類されるかもしれません。
周りからどう見られるかはほとんど気にしていないので、どう思われるかはご自由に。
ですが、そのベースとなっているのは秦氏の古代祭祀であり、神道、仏教、修験道、陰陽道(道教)などの理論体系と心理学的な理論体系との統合を試みています。
日本的霊性を探求しているという意味で「Jスピ」と勝手に呼んでいます。私たちが生まれ育った日本を足場にして、日本的霊性とは何かについて考え、学ぶことを目的にしています。
Q.なぜ呪詛ネタが多いのですか?
顔と腹が真逆の人って結構の割合でいます。
生まれたときは真っ白なこころだったのが、次第に罪穢れにまみれていき、トラウマや劣等コンプレックスに苛まれるようになったり、人生の悲哀、絶望、孤独感を抱えていらっしゃる人も多いですね。
人間や物事の二面性、表と裏、陰と陽に基づく世界観で森羅万象を説明するアプローチを私たちは採っています。
なので、光の側面ばかり見ていても、この世界や人間のことを理解することは難しいと考えます。闇を知るが故に光の有り難みが分かるというモノです。
たとえば、自分にないものを人が持っていたり、自分ができないことを人が易々とこなしていたりすると、嫉妬というものが生じてきます。
【嫉妬】
1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。
2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。
うらやましいが恨めしいになり、憎らしくなってくるものです。
たとえば、色恋沙汰について言うと、相手を自分の「モノ」と見なすから、その独占欲を侵害する他者の介入に対して怒りや憎しみが湧いてくるのです。
つまりパートナー関係というものは、所有-被所有の関係だということで、大昔からこの点は大して変わっていないということです、はい。やたら相手を束縛する人もいますしね。
当ブログには、確かにダークで重い内容が含まれますけれど、これも人間とは何かを知る上で避けて通れないテーマです。現実否認をするのではなく、あるがままを直視しなければ智慧も深まりません。
しかし、不幸な人ほど呪詛系の念を出す傾向もあるわけで、そのようなことにうつつを抜かして人生を棒に振るよりも、自分自身が変わろうとする意志の力を振り絞れば、人と自分を比較ばかりしてやっかむこともなく、道は開けていきます。
霊的な人は人間存在に関わる悲劇、その厳粛さに気づいている人です。人のこころの闇、痛みや苦しみ、および死に深く気づく事もまた霊性の学びとなります。
人生の悲劇性を自覚することにより、霊的な人は生の喜び、深い理解、価値づけが強化されるのです。
なので、人のこころの闇を知り、光をめざすように自分のブレないこころの御柱を立てましょうと……。
闇夜を照らす一筋の灯明になる。これが麗月ブログのモットーです。
その他
巫師麗月チャンネルでは、祝詞音声データを順次公開しています。最新動画は太秦秦氏の氏寺=広隆寺で使われていた「稲荷大明神祭文」をアップしました。
稲荷拝礼の祭式として三宝院流を取り入れた中世末期の荼枳尼天法です。かなり強烈な祭文で、加持祈祷にに使用しているものを公開しました。
よろしければご覧下さい。
それでは皆さま、またお目にかかりましょう。
龍翠 九拝
参考文献
D. N. Elkins, L. J. Hedstrom, L. L. Hughes, J. A. Leaf, & C. Sauders. 1988 "Toward A Humanistic Phenomenogical Spirituality: Definition, Description, and Measurement." Journal of Humanistic Psychology, Vol. 28 No. 4, Pp.5-18.
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