皆さま

 

日常生活でどうも運気が悪い、すべてが計画通り行かない、邪魔が入るなどの出来事が連続して起こるとき、これを偶然と考えるのではなく、「魔が入っている」と考えてみてはいかがでしょう。

 

今回は、イヤな流れを断ち切る「プチ禊」、「プチ祓い」についてお話しいたします。

 

よろしくお付き合いくださいませ。


 
Q.立て続けに重い話ばかりうかがって恐縮です。でも、呪いをかけられたというほど重い話ではないけれど、日常生活でちょっとついていないとか、なんだか間が悪いというときがだれにもありますね。
 

A.物事の段取りが悪く、タイミングが合わなかったり、トラブルが生じたり、そういうイヤな出来事、障害や邪魔になる出来事が一挙に起こってくるような日は確かにあります。いわゆる、「三隣亡(さんりんぼう)」状態です。

また、自分自身の無意識的な「心の状態」が乱れていると、それが悪い出来事とシンクロしてしまったり、また願掛けをしている最中に、それを妨げるような誘惑、お誘いがきて、思わずそちらの予定を優先してしまったり。こういう状態をいわゆる「魔が指す」といいます。
 

 

Q.こういうときのプチ禊、プチ祓いみたいな方法はあるでしょうか。
 

A.このように自分の周囲の出来事の流れを観察して、流れが悪いなと感じたり、心にさざ波が立っているなと感じたりしたときに、九字を切って魔を祓う方法があります。

 

 


得(とく)・気(き)・生(しょう)・殺(さつ)・気(き)・害(がい)・曜(よう)・難(なん)・厄(やく)・十(とお)
 

です。


右手で人差指と中指を立てた手刀を作って、右上から左下に、左上から右下にバツ=×を作るように交互に繰り返す。

 

 

最後の「十」で真ん中を突いて気合を入れる。

 

私たちは御祓いとかするときに、最後にこれを使うのです。それで気合をいれて、ポーンと念を飛ばします。
 

一般的に九字というと「臨・兵・闘・者・ 皆・陣・列・在・前」で、あれも効くけれども、これは私たちが師匠から教わったもので、私の修行した親神社の秘伝といってもいいものです。

私たちの言葉で言えば「魔を切る」というのですが、自分に来ているものがあると思うから、そういう流れを清めるという意味で、断ち切るということで、魔を切るわけです。


Q.人がいるところでは、小さくやってもいいのでしょうか。「臨・兵……」も小さくやるじゃないですか。
 

A.それは構わないです。大事なのはちゃんとイメージができるかどうか。つまり手刀で魔を切るというイメージをしっかり持つことです。ピンチとか、悪い流れとか、ろくでもないことが今日起こったものをばっさり切ってしまうということです。
 

 

Q.会社などでプチ禊ぎをしたいときはそういうときは、トイレに行って、水で手を根元から洗ってくるといいと聞いたのですが、それはどうでしょうか。
 

A.それはオーケーです。それも清めるということになります。一種の清めですね。水で清めることによってプチ禊ぎができます。

自宅にいるなら前にも紹介したように、全身に水を浴びるということもできます。水行ですね。

この水行は憑き物を祓うという以外にも、祈りのパワーを増幅させる効果もあります。気を強める、念を高める、願望を成就させたいとか、そういうときに行うといいのです。

やり方は風呂場で桶に冷たい水を入れて、バシャッとやる。頭からかぶるのです。これを108回、行います。


そういうような行をすることで、精神力を高める、つまり精神鍛錬になるのです。
 

ただし、これも前にも書いていますが、冬場などは特に心臓に負担がかかり、危険を伴いますので、体を慣らしてから行ったほうがいいと思います。またお年寄りや心臓の弱い人はやらないでください。


Q.それでは新興宗教などのマインドコントロールを祓うにはどうしたらいいでしょうか。
 

A.マインドコントロールについては、かけられている本人は自発的にやっていると思っているから、喜んでやっているのですね。マインドコントロールをしてくる相手は、別に新興宗教でなくても、どこでもやっているのです。

ある意味、企業もやっているし、学校だってやっているし。どの組織でもやっていることなのですけれども、ここでは宗教的な組織ということで考えましょう。
 

まずはアプローチしてきて、勧誘されて、正体を明かさずに本部などへ連れて行かれてという段階を経て、そのうちビデオでも見ないか、映画を見ましょうなどと言われて、見せられた映画が、その教団のビデオだったりするのですね。

教祖をカリスマ化しているような。中にはそのシンパの専門家、知識人などが出てきてもっともらしいことをいったりすることもあります。

そうやってだんだんマインドコントロールされて、支部なり、本部なりに足しげく出入りするようになっていって、そのうち、家に帰らなくなるのです。学校には来ないとか、会社にも出てこないという状態で、合宿というか、集団生活に入ってしまう。

そうやった集めた信者を働かせるわけです。ノルマを課しますから。営業成績がちゃんと出て、営業成績が悪いと罰、制裁を加えられたりします。

Q.大学で学生がそうやって宗教団体に引きずり込まれる例をご覧になっていますか。
 

A.それはもちろんあります。男子学生ですが、ある宗教団体に引き込まれて、もう少しで本部に完全に入り浸りというところまで行きかけたということがありました。

その宗教団体は大学をターゲットにしているところがあって、私が前にいた大学でもかなり活発に活動をしていました。

 

最初は、宗教だとわからなくて、結構やさしくしてくれるのですね。そういうところに狙われる学生は孤独なんですよ。地方から来たばかりで知り合いも少ないし、友達もいないという人を狙うのです。

さみしいところに友達のような雰囲気で、みんなやさしくしてくれる。ご飯を食べさせてくれたりして、とてもアットホームな雰囲気で、それを魅力に感じたといっていました。

そこからだんだん集団生活に引き込まれていったのですが、そういった宗教だということがわかってきたし、集団生活でプライバシーがない。それですきをねらって逃げてきたわけです。

まだマインドコントロールが完全にはされていない状態だったので、どこかおかしいというか、疑問に感じたといっていました。別に宗教を学びたくて入っているわけでも何でもないのに、いつの間にか話がすり変わっていて、やりたくもないことをさせられる。

教えている内容もわけのわからない内容だし、それについていけない。家族とも全然連絡がとれなかったそうです。禁止されていて。それですきを見計らって脱走したというパターンですね。

ここまでいかない状態でやめさせたのは何人もいます。そこは本当にカルト集団です。

Q.どうやってやめさせるのですか。
 

A.これはもう説得です。思想信教の自由があるから、もしもそこが宗教で、その宗教の教えにあなたが賛同するのであれば、行くのは構わないけれどもということですけどれども。

「対宗教安全教育」とでもいうか、こういった宗教やオカルト的なことはちゃんと勉強する場がないから、自己防衛のできない人がいるのです。まじめな人ほど、そういうところにはまりやすい。

 

今も大学を拠点にカルトが活動していますから、学生の被害を未然に防止する取り組みも必要です。まだまだ生ぬるいですね。


テロを起こした教団だって、最初はおもしろいことを教えてくれるわけです。実践的な、それこそ祈り的なこととか。

 

でも、一度マインドコントロールされてしまうと、脱会しても影響が何年かも残りますし、その人にとっての新しい居場所、家族関係の再構築だったり、趣味の世界だったりが見つかることが鍵になります。

 

もともと、この世の中がどこかおかしいとか、社会の動きについて疑問を感じたり、生きる意味や目的について学びたいと思っている純真な人たちがマインドコントロールされていくことが多いわけです。

 

いくら「こちらの世界」に戻っておいでと言っても、こちらの世界に嫌気がさしているから入信してしまうわけで、現実の生活にむなしさや息苦しさを覚えるなど、家族や社会の側にも問題があったりもします。

 

個人の問題だけじゃないことを分かってほしいですね。

 

 

 

 

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