皆さま

 

自分の願いが常に叶うとは限りません。その場合、何が足りないのでしょうか。

 

今回は、祈りが成就しない結果に終わりやすい条件についてお話しいたします。

 

よろしくお付き合いくださいませ。



Q.願掛けをしたけれども実現しないこともあると思うのですが。


A.基本的には本当に心から祈っていればその祈りは実現します。人間の心の中の世界と、物理的な現実世界というのは常にシンクロしていますから。それはユングとパウリが書いたようなシンクロニシティ(共時性)の概念でも説明できます。常に精神と物質というものが相関している、そういったような世界観、宇宙観で考えていけばわかると思います。プロセスというよりは、精神と物質がシンクロしている、相関しているという形です。あるいは「精神」と「出来事」といってもいいと思います。

 

シンクロニシティ=共時性は、「意味のある偶然の一致」です。特に、自分の内面的な世界(夢やイメージ)と外界で起こった出来事とが一致して、とても感動した、驚いた、恐怖を感じたなど大きな感情の動きを伴う体験が共時性の体験だと言えます。

 


それでも祈りが通じない場合、以下の問題が考えられます。

1祈り方を間違えている
2そもそも分不相応な願い事を祈っている
3神様や眷属様に臨む気持ちに無礼があった、あるいは迷いやぶれがあった
4本人の努力が不足している


祈り方を間違えているというのは、思いがぶれているとか、疑いの気持ちがある場合。

 

以前にも述べたように「叶わないかもしれない」と思って祈るのはダメなのです。神さま(具体的には眷属)の力を信じて、謙虚な気持ちで心から祈るのです。

 

ある事例で、ご神前で心に迷いを持ったまま、邪心を打ち消さずに祈った人がいました。お賽銭をけちった人もいました。

 

このようないい加減な気持ちで祈ると、祈りが通じないばかりか、逆にそのような人の身に災いが降りかかって、大変なトラブルにあったケースも存在します。


それからこれもすでに述べたことですが、まずは本人が努力して、そこからプラスアルファとしてそういうものの力を借りるのですから。まず自分ができることを精一杯努力することです。

 

そういうことをまったくしないで、ひたすらクレクレ念ばかり飛ばしていても何も結果は出ません。

 

ちなみに、願望実現傾向と性格特性との関係についてみていくと、いくつかの特徴があります。

 

願望成就と性格特性

願望が叶いにくい性格特性
1.かたくな、打ち解けない、堅苦しい
2.緊張しやすい、激しやすい、イライラしている
3.服従的、依存的
4.わがまま、気が短い、敏感
5.悲観的、臆病、内気、引っ込み思案
6.批判的、疑い深い、気分が落込みがち

 

願望が叶いやすい性格特性
1.温かい、社交的 
2.素直、楽天的、のんき
3.自己主張が強い、自信のある
4.現実的、実用的
5.タフ、動じにくい
6.話好き、明朗、機敏
7.冒険好き、衝動的、情熱的
8.リラックスしている、情緒的安定

 

これはあくまでも大雑把な分け方にはなりますけど、要するに信念の力を強めやすい性格特性は、上のようにまとめることができます。


 

Q.神のほうで拒絶してくることはありますか? 「今、この願いをかなえてはこの者のためにならない」という判断が働くとかいったような・・・・。
 

A.神さま本体は、そんなことはいいません。以前にも述べたように、神仏の目から見て、絶対拒否をされるというのは、やっぱり人の命を左右するようなことです。人の命を奪うとか傷つける、相手を攻撃するとかいったような。人に限らず、生きているもの、命というものを粗末にするような祈りも、神、仏の目から見て、まず叶うことがないと考えたほうがいいでしょう。

 

どちらにしても、願いが叶わなかった場合は、願主の心構えがなっていないということになりますので、自己反省し、足りなかったものを補い、気持ちを入れ替えて再チャレンジするということが肝心です。
 

Q.祈願終了後、日常生活のすごし方のコツなどはありますか。
 

A.ひとつには「忘れる」ということです。7日間なら7日間一生懸命祈りますね。それが終わったらすっぱり忘れるということも大事なのです。メリハリというか、切り換える、意識のスイッチを切ってしまうのです。


忘れるということは、それは意識の外に出すということ。つまり、執着がなくなるということです。力を抜いてしまうのです。するとその瞬間に願いが届くということがよく起こります。これはもう経験則であって、理由は不明です。


「悉無曲線」という概念があって図のような線を描きます。曲線というよりも直角ですね。

 

これにもいろんなパターンがあるのですが、ゼロがしばらく続いてある日突然効果があらわれる。ゼロの期間は潜在学習。練習しても、何も成果が出ない状態が続きます。
 

悉無曲線の一例

 

祈りの場合も、これと同じで最初いくら拝んでも祈っても、何の効果も出て来ないという期間があります。

 

私たちの修行のときも、ひたすら祝詞を唱えて、「ある現象が起きますように」という願いごとを拝むわけですが、最初は何も効果がなくて、だめかなと思ったら、ある日、突然現象がポーンと出てきて、驚くことが何度もありました。

 

力を抜いたというか、執着を捨てたことによって壁がある突然ふっと突破できるという瞬間がありました。


ですから、一心不乱に祈った後に、すぱっと忘れるというメリハリがとても大事なのです。

 

執着を手放すことがコツですね。

 

 

 

 

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