皆様は祈祷の意味をご存じでしょうか。

 

読んで字のごとく、祈り、祈る、願いが叶うように結果が得られるように神様に願いをかけ、加護が受けられるように祈る事を祈祷と言います。

 

「祷」とは神仏に請い願う事です。神仏に祈願するという意味です。では祈祷をする、祈祷を受ける時、寺や神社でしか祈祷は受けられないのでしょうか。

 

霊媒師、霊能者に頼む事もありますが、祈祷は神社やお寺、霊媒師、霊能者に頼むだけとは限りません。

 

神様にお頼みする事を祈祷と言います。

 

 

祈祷するための場所が必要だというなら自宅の神棚で間に合います。

 

祈祷とは特別な場所や特別な祝詞やお経は関係ないのです。

 

 

ただし目に見えない厄や魔、悪気、邪気、生霊が原因で障りや祟りがあれば別です。

 

 

 

ですが、神社や寺で祈祷をした時、周囲を見て下さい。自分1人ではないはずです。

 

祈祷を受ける時、何人か見知らぬ人と一緒に祈祷を受けていませんか?

 

集団で一括の祈祷のことです。

 

 

もしも1度ぐらいの祈祷では払えないモノを持っている人と一緒に祈祷を受けた場合どうなりますか?

 

強い障りや祟りを持った人と横に並べば影響が来ます。

 

それでは、無関係の人間の障りを受けない為には、どうしたらいいのでしょうか。

 

神社やお寺で祈祷を受けてから、すぐに帰るのをやめて下さい。

 

 

祈祷の場所は本殿や本堂です。

 

祈祷が終わった後、本殿や本堂から出て、もう1度普通の参拝をして下さい。

 

願いごとを、もう1度お願いするのです。

 

魔や悪影響を連れて帰らないように、自分に憑かないようにとお願いしてから鳥居をくぐって帰ります。

 

ここで以前、私が書いた事を思い出して下さい。

 

塩ぐらいで祓いなどは出来ません。

 

鳥居がなければ赤や朱色の袋に生小豆を入れて持ち歩いて下さい。赤や朱色は魔除けの色であり、願いが叶いやすい色です。

 

小豆は祓いに効果があります。長い間、持つのは止めて下さい。

 

もし守りや身代り、祓いをした場合、小豆は穢れています。1ヶ月以上は持たない方が良いです。

 

本式の場合は赤や朱色の袋は毎月、新しい袋に取り替える。小豆は8日目に交換する。

 

鳥居があれば小豆は要りませんが、気になる人は小豆を持ち歩いて下さい。神社やお寺だけではなく気になる場所、嫌な雰囲気を感じる場所や人間と会う時にも効果はあります。

 

小豆の量は赤ちゃんの拳ほどで構いません。祈祷を受けたからといって安心してすぐに帰るのは止めて下さい。

 

 

祈祷とは神社の神主、寺の僧侶にも関係する問題です。

 

 

本当に神様を呼んでいるのか?

 

綺麗な心で祈っているのか?

 

形式だけの祈祷をしていないか?

 

 

時代の流れで最近は神社もお寺も観光地になっているところも多くなっています。

 

形式だけの祈祷が増えました。

 

祈祷中、周りで観光客が見ていたり、見物人がいます。観光客に写真を撮られることもあります。

 

私から見れば、そんな状態で本当に祈祷ができるのか疑問を持ちます。

 

特に火を使う社寺の祈祷は、少しでも油断すると周囲の人間の先祖霊や外部から救いを求める霊が寄っています。

 

悪霊や生霊は炎に寄って来やすいのです。

 

皆様は何故?と疑問を持つはずです。

 

魔や悪は火で焼き払う、お焚き上げするためではないか?

 

そう思うでしょうね。

 

 

 

それでは人間の妬み、憎しみ、呪いの場合、魂や心、感情がどうなっているか知っていますか?

 

妬みや嫉妬、呪いや怒りは炎になっています。怒りの「気」は炎=「火」で作られているのです。

 

怒りの火は水で消します。

 

 

 

ですが逆に穏やか過ぎれば活気が出ません。勢いが薄れます。

 

鎮まった感情を良い気に変えるには「活気」が必要です。

 

そこで穏やかな感情の水のエネルギーを火で焚きます。すると勢いが出て来ます。

 

適度な温度に調整すれば熱くもなく冷たくありませんね。

 

 

人間は全て、「適度な気」を持たないと災難に負けてしまうのです。

 

霊と生身の人間に効果がある神さま・仏さまを置けば問題はなくなります。

 

神社の祈祷も見物人や観光客に見えないような場所でするほうが効果は出てくるはずです。

 

 

私は、知り合いを通じて社寺で祈祷のお手伝いをすることがあります。裏方のアルバイトのようなものです。

 

なので、最近の祈祷の事情についてよく分かります。

 

神主も僧侶も願主の<身代り>になるぐらいの覚悟を持って欲しいものです。

 

祈祷の効果は祈祷する者の資質・能力で変わりますから。

 

 

次は、鬼門の神さまによる祓い清めについてです。

 

鬼門は北東(丑寅)の方角です。裏鬼門は南西(申未) です。

 

自宅の間取りで鬼門-裏鬼門の鬼門筋に重ならないように注意しなければならないのは、玄関、門、キッチン、トイレ、お風呂場です。逆に書斎や子供部屋、寝室などは構いません。

 

鬼門に「水」関係の物は作ったら災いが起きると言われますが、実は鬼門の祟りなどではありません。

 

鬼門(北東)は冬場は冷えやすく湿気や空気、風通しが悪く、掃除が行き届きにくいからです。

 

裏鬼門に台所があると夏場は日が差すので食物が腐りやすく、現在は冷蔵庫がありますから心配ありません。

 

ですが、冷蔵庫がなかった時代は食物がすぐ腐るので台所、キッチンは避けた方がいいと考えられ、裏鬼門にキッチンは作ってはいけないと言われるようになりました。

 

 

鬼門は邪気、鬼が出入りする恐い方角だと言われます。

 

本当にそう思いますか?

 

 

鬼門の神さま家屋敷を守る守り神です。鬼ではありません。優しい神さまです。

 

邪気、邪念、魔が自宅に入らないように守ってくださいます。

 

祟るのはハッキリした原因があるからです。鬼門、裏鬼門はいつも清潔にしていれば守りの効果は高まります。

 

ゴミ箱や不潔な物を置かない。

 

アパートやマンションも同じです。鬼門や裏鬼門に不潔な物は置かない、いつも清潔にする。

 

まして、ゴミ屋敷になってしまうのは一番避けなければならないことです。ふだんから整理整頓を心がけましょう。

 

 

理由は「気」に関係があるからです。

 

鬼門の場合は風通しが悪く日が入らない為、湿気やカビが生えやすい為、マイナスの気のエネルギーが集まっています。

 

そこに汚ない物を置いたり不潔にしていると濁った気のエネルギーに変わり、人間の身体に影響が生じます。

 

鬼門の祟りなどではありません。

 

裏鬼門も同じです。冷蔵庫があっても裏鬼門に夏場、食物をテーブルや机の上に置けば目に見えない傷みが起きます。それを食べると身体に変調が起きるのです。

 

全て鬼門の神さまの仕業、祟りだと結びつけてはいけません。鬼門の神さまは住人を守り、清潔を好む神さまなのです。清潔にしなさいと人間に教えているのです。

 

鬼門の神さまの力が薄れると没落や子孫が絶えたりします。病人が出たりもします。

 

鬼門の神さまの力が薄れる原因は不潔にしていると、せっかく魔や邪気が入らないようにしているのに汚れが強くなれば清潔な鬼門の神様も嫌になり動き出すからです。

 

神さまも臭いや汚れから逃げたくなります。鬼門の神様が動けば隙間が生じます。その隙間から魔や災い、邪気、邪念、邪霊が入り込むのです。

 

鬼門は恐い場所ではありませんし、鬼門の神さまに毎日、感謝さえ忘れなければ守りが強くなるのです。

 

鬼門の神さまは丑三つ時に裏鬼門まで浄めています。邪気が入らないようにしてくださる有りがたい神様なのです。

 

私は皆さまからの依頼で四方八方の祓いや家払いをする時、鬼門の神さまの祭祀をします。

 

顔は光を放っていますが金色の姿で現れます。

 

綺麗ですよ。

 

そこは祈祷の場所にもなります。

 

私達も行う場所の1つです。

 

鬼門に祈願すると疑問と恐さが出るという人もいます。

 

何故、家に鎮座している神様を恐がるのかと逆に聞きたくなります。

 

 

丑三つ時とは、午前2時~2時30分です。この時間帯が重要です。鬼門の方角に座り、鬼門の神さまに願いを懸ける丑の刻参りがあります。

 

呪い釘や呪詛をかける、丑の刻参りとはまったく違うので噂や言い伝えは信じてはいけません。

 

人を呪えば穴二つの意味は人を呪えば自分の墓も用意しておきなさい、という意味なのです。

 

丑三つ時は草木も眠る時間帯です。

 

魔や幽霊が出やすい時間帯だと言われていますが、魔や幽霊が出る時間帯などは決まっていません。

 

何もかも恐がる必要はありません。

 

願いをかけて願いが叶えば鬼門の神さまに供物やお酒をあげて感謝を3日間、感謝参りをして下さい。

 

感謝参りは夜、暗くなれば時間は関係ありませんから、供え物やお酒は3日間の感謝、お礼参りが終わればゴミと一緒に捨てて下さい。

 

今日から魔から邪気から守っている鬼門の神様に感謝して欲しいと思います。鬼門は恐いというイメージをなくしてほしいと思います。

 

麗月 謹上再拝

 

 

 

 

 

 

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