皆さま

 

今回は仏式の祈りの方法についてお話をいたします。

 

よろしくお付き合いくださいませ。

Q.願望達成のための祈りとして、神、神社にお願いする方法をご教示いただきましたが、仏式、仏様という場合はどうなりますか?

A.如来や菩薩は「衆生救済の慈悲」を基調とした存在として信仰されています。ですから、その仏の真言を唱えることになります。弁才天、帝釈天など天部の仏の場合は、より具体的な願望を祈願することができます。そのためのお経、真言を唱えることになります。真言でなくてもお念仏でもいいし、各宗派のやり方で拝めばいいですよ。


お寺さんの祈祷はその場でしてもらえます。あとはお寺さんの方で一定期間読経、護摩などの加持祈祷をお願いするのが通例となるでしょう。


祈祷をお願いするのは、檀家のお寺のほかそれぞれ自分の生まれ月によって、合う仏様がいます。自分の生まれ月の仏を祀っているところで祈るのもいいでしょう。


以前にも述べましたが、家の仏壇、お墓など、先祖に向かって願望成就の祈りをするのは基本的におかしいです。先祖は供養の対象であって、毎日の読経、お供えを欠かさず「どうか成仏してください。私たち子孫をお守りください」と祈るのが基本です。


未成仏霊、無縁仏のいない家系ならば、必要なときにちゃんと守ってくれます。守護霊が強ければ、その人は大変強運に恵まれます。
 

ですから、亡くなった人(先祖)に対する供養は徹底的に行い、いつも先祖と共に生きているという意識のつながりを保つように暮らしていくことが専決事項です。

 

いずれにしても、先祖代々の宗教、宗派の作法に従った祈り方をするように心がけるのが大切です。宗派によって唱えるお経、真言も異なりますから。
 

ふだんから、先祖のことなど全く気にもかけていない、お盆やお彼岸に墓参りにも行かない、というパターンですと、どこかで必ず先祖が騒ぎはじめ、訴えるようになります。


Q.新興宗教に入信して、今までの宗教を捨ててしまった場合はどうなるでしょうか。それまで拝んでいたお仏壇を捨ててしまったというケースもあるようですが。
 

A.そこが一番問題なのです。途中で宗教を変えているケースは一番先祖が迷いやすい状態だと思ってください。
 

実際、宗旨替えをしたがために仏が迷い、それによって「霊障」が起こることもよくあるのです。

先祖代々の宗教を捨てるのはおすすめできません。それはもう身の破滅といってもいいぐらい、霊的なリスクを冒すことになります。

もし、宗教を変えたことにより、不幸なことが起こってしまった場合は、まず間違いなく「障り」と思っていいです。その場合はその新興宗教を脱会して、昔からの仏壇を復興させて拝むことが第一条件です。

 

脈々と受け継がれてきたものをわざわざ変える必要はないのですから。すべて意味があって、代々祀ってきているわけだから、それをないがしろにするという気持ち自体が、いまの自分につながっている人たちを軽視することになります。

 

先祖供養には、命のつながりの大切さを後世に伝える役割もあります。また、先祖がいなければ、自分達はこの世に生を受けていません。生まれてきたことへの感謝を込め、先祖に尊敬と祈りを捧げるのが先祖供養の目的です。

 

日本の場合、もともと自分の氏族の魂を祀る祖先崇拝があり、仏教が大衆に拡がりを見せるようになったのも、先祖の御魂を鎮めて守護の力をいただくことができるという信仰にアピールしたからです。

 

日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事として、お盆があります。春と秋に行われるお彼岸の行事も、祖先崇拝がベースにあります。


生者と死者とのつながりを意識するという意味において、先祖供養の気持ちを忘れないようにした方がいいですね。



Q.話は変わります。「祈り」の方法についていろいろ具体的に教えていただきましたが、先生のご指導で実際に祈りが実現した例をお話いただけますか。


A.たくさんありますが、ひとつ近々の例を挙げましょう。ある中堅の食品メーカーの企画部に勤める30代のサラリーマンのケースです。
 

この人はヒット商品を企画し、社内でも大いに将来を嘱望されていたのです。ところがその後新しく着任した上司と折り合いが悪く、社内的に非常にいづらい状況になってしまったのです。仕事もがんばってはいるものの、これといった成果に恵まれず、焦りが募るばかり。ついには体調を崩して、退社をせまられる事態にまでなってしまいました。


それで縁あって相談に来られたのですが、霊視を行ってみると、なんと彼には生霊が2つついていたのです。ひとつは奥さんの生霊、もうひとつはライバル会社の男性のものです。


それを告げると彼は大変驚いていました。奥さんとは結婚10年、家庭内でこれといった大きな問題は起こっていないし、ライバル会社の社員というのもまったく身に覚えがないというのです。
 

まず奥さんのほうですが、表面上、波風は立っていなくても、彼が仕事にかまけすぎて家事・育児をほとんど顧みなかったことが奥さんにとっては大いなるストレスになっており、それが結果として恨みの気持ちになり、生霊としてとり憑いていたのです。
 

ライバル会社のほうは、彼が大ヒットを出したとき、ちょうど同類の企画を考えていたのに、彼の会社の商品が先にヒットしてしまったという経緯があったのです。それでお門違いにも彼に恨みの思いを飛ばしていたのです。
 

祓いを行い、生霊を退散させました。また、彼自身も21日間の願望成就の祈願を行いました。これにより、そりの合わない上司が異動、彼の体調も見る見る向上するという即効的な効果がありました。そして、その会社でそれまでなかったようなヒット商品を企画し、大抜擢を受けたのです。


生霊を祓ったこと、願望成就の祈願をしたことが、相乗効果となって、非常にいい結果が現れたケースです。

 

 

 

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