皆さま
<念>には数えきれないほど種類や意味があります。
前世の念。現世の念。未来の念。無縁の念。因(念)縁。動物念。神仏念など。
まず、前世の念と現世の念から。
これは前世の出来事が現世に持ち越された念であり、現世の念=生霊(逆怨み、妬み、嫉妬、身勝手な念)も含みます。
念の中でも生霊ほど厄介で執念深いものはありません。加害者がいれば被害者もいます。
自分自身でも気づかないうちに加害者になっている場合もあります。
でも、呪詛や怨みを持てば、たとえ相手が悪かろうが必ず見返りは来ます。私の経験から言わせていただくと生霊の多くは女性から発せられています。
男性と違い女性は直接的な暴力は避けて、その場は表向き我慢します。でも、あとになって色々と思い出して怒りが込み上げてきます。
正直言って、嫉妬念、怨み念、執念深いのは女性の方です。もちろん、あれこれネチネチ執着する人間は性別に関係なくいますが……。
業とは難儀苦労であり、乗り越えなければならない強さの中に念が潜んでいるのです。そう考えれば前にも説明しましたが、水子が女性だけに祟るのはおかしな話ですし、何故、男性には祟らないのかという疑問が湧きます。
好きで水子を作ったわけでもないのに取り憑くのは納得できません。まして、まだ現世で人生の学びも知らず言葉も知らない赤子が祟るはずはありません。
例外はありますが、水子(中絶、流産、死産)は祟りません。これは覚えておいて下さい。
「水子が取り憑いた」とされる現象は、多くの場合本人の精神状態やおかれている状況、不満によるもの、あとは別の霊による霊的影響なのです。
生霊の正体は生きている人間の念です。恐いのは相手が生きている間、終わりはありません。忘れた頃に相手が、ふと思うだけで念は来てしまいます。
怨みの念や逆怨み、嫉妬、妬みの念から低級霊や悪動物霊まで呼び込み、塊の念を生み出します。実際は相手の念は弱くなっているのに憑いている邪悪霊が来てしまいます。
もちろん、生霊を飛ばしている本人は幸せを失います。
「人を呪えば穴二つ」
穴二つとは倍返しになるという意味ではなく、「呪う相手を墓に入れたければ自分の墓も掘っておけ」という意味です。どちらが先に墓に入るかは神しか分からない事です。
まず生霊が近づいた場合、妙な音が鳴ります。気配を感じたり生霊は黒い影にも変化します。
次に頭痛、下痢、吐き気、寒気、湿疹や蕁麻疹、微熱から高熱に変わります。咳や痰、肩凝り体の怠さや息苦しくなります。この程度で済めば生霊の強度は、まだ強烈だとは言えません。
次に、周りの人間関係や家庭内の争い、事故、病(手術、癌、難病 )、 金銭問題や会社倒産、そして最後は没落、子孫が絶える。
ここまで悪影響が連続して起こった場合、もう普通の怨みの念ではありません。
プロに頼んだか、呪詛のやり方を聞いたか。あるいは自分の命も惜しくないと全てを投げ出した人間です。
一番の悪党は、霊力がなくても神仏に関わっている者の生霊です。まさかと思うでしょうが、これが多いです。
一番多かったのは、新興宗教から脱会した方。次に身内同士の財産争い。特に血族同士の争い。その次に恋愛、結婚(離婚、再婚にまつわるトラブル。そこにつけ込んでくる悪徳呪術師もいます。
恋愛や結婚破局の場合は、お互いが幸せな生活や人生なら生霊は来ませんが、どちらかが不幸になると妬み、やっかみが起きるからです。
生霊は、どんな災いを起こすか分かりません。
どんな理由があろうと戦いからは何の解決もしないし、お互いに無傷ではありません。
ならば、どうするかです。生霊返しや祓い祈祷を受けるかしかありません。
もう1つ。神仏の力で祓いきり、守ってもらうのです。神様の力やお守り、勾玉、隕石、パワーストーンも含みます。そして神社の神聖な空気を吸いに行きます。
生霊は「穢れた鉛」のようなものです。綺麗な空気、気を嫌います。神社の鳥居や入口までは憑いて来ます。その中に入れないように邪魔をします。清めの塩ぐらいでは祓えません。
これに対処する方法を教えます。
生霊は人の背後から侵入しようとします。頭、首、背中、腰の後ろを狙います。幽霊(死霊)と違う所は生霊は正面から入りません。必ず後ろから攻撃しようとします。
完全に取り憑いた場合は話は別です。
神社に行く時だけでなく、生霊に邪魔されず神社や職場、大事な場所に行く時は朱色のマジックやペンで「天地一切神力護身霊」と書きます。
場所は手の平(右手)、 腹、足の裏(右足)、誰かに書いてもらえるなら背中、腰などに書けば強い魔除けに変わります。生霊に睡眠を邪魔されそうなら、こうした字を書いて寝ます。
また、神社の入口まで行くまでに生の小豆を一粒、飴のように舐めながら行くのも方法の1つです。もし飲み込んでしまっても焦らなくて構いません。そして、神社に入ったら小豆を捨てて下さい。ゴミ箱や袋に入れて持ち帰り普通に捨てて下さい。
生霊は姿のない念です。弱気にならずにいれば、祓いの祝詞が言霊に変わり、見えない鳥居を作ります。ですが生霊に運気や人生を狂わせられるのは許しがたい事です。
生霊も電波と同じですから災害が多くなると、磁場が狂い、活発に動く事を覚えておいて下さい。怖がらず神様や守護霊様を信じ抜けば生霊を自分で祓いきることもできます。
そして一度決めたら、信念を貫く事です。惑わしや不安は邪魔念の仕業です。一瞬でも弱気になれば飲み込まれます。
麗月 謹上再拝
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