7月6日(火)

 

「姫島・宇佐・豊前」を巡るツアーの2日目。

今日は、姫島に渡ります。

 

中津駅前のホテルを出て、闇無浜神社に行きました。

その名の通り、海に近い神社です。

 

736年に新羅に派遣された使節が、山口県防府市佐波島近海から

流されてこのあたりに漂着したと考えられています。

このときの遣新羅使は筑紫で疫瘡の流行にぶつかり、新羅からは放還され、

その中で大使も病死するなど、さんざんな目に逢っています。

ただ、他の遣新羅史についての史料が乏しいのに比べ、

このときの遣新羅使については、万葉集に残されている歌をたどることによって、

その経路や大使・副使以外の一行の名前もわかるそうです。

 

 

 

 

 

境内には万葉の歌碑も建てられています。

遣新羅使の歌ではありませんが。

柿本人麻呂の歌ということです。

 

 

フェリーで姫島に向かいます。

姫島へは、20分ほど。

 

 

 

まずは、お昼。

旅行中は、朝も昼もたっぷりいただいてしまうので、少し気を付けないと。

お刺身もエビフライも美味でした。

 

 

比賣語曽神社は、阿加流比賣を祀っています。

阿加流比賣は『古事記』に登場する女性で、新羅の国の王子 

天之日矛の妻でした。

その後、夫に罵られたことから、親の国に帰ると言って難波の津に

逃げできました。

『日本書紀』には、阿加流比賣という名まえではありませんが、

似たような物語があり、娘は難波からここ姫島に着いたとされています。

 

 

 

その後、縄文時代に黒曜石を産出したという観音﨑へ行きました。

 

 

ここの黒曜石は、黒くなく珍しい乳白色。

 

 

眺めは美しいですが、ここにたどりつくまでが大変でした。

登りは息が切れるし、下りは膝にくる。

このシリーズのツアーは、簡単には終わらせてくれないです。

 

またフェリーに乗って、今度は国東の両子寺に行きました。

 

 

 

 

 

 

珍しい石像の仁王像。

階段が多いのが難点ですが、境内も広くて静かないいお寺でした。

 

 

夜は、別府湾を臨むホテルに泊まりました。