8月4日(火)
おそい梅雨がやっと明けたと思うと、今度は猛暑がおそってきました。
とにかく、暑いです。
うかつに外に出ると危険なぐらい。
しかも、ただ暑いだけで、夏がやってきたあ!
というあのきらきらした輝きというかエネルギーが感じられません。
やはり、コロナ禍のせいですね。
毎日新規感染者の数におびえながら、うつうつとした日々を過ごしています。
そんな中、今日は久しぶりに外に出ました。
近つ飛鳥博物館で開かれている「堂山一号墳」 の夏季企画展の見学です。
考古学サークルの講師を務めてくださっているF先生のお誘いでした。
チケットまで用意してくださって、ありがたかったです。
わたしは今回の展示によって、初めて「堂山古墳」の名まえを知りました。
堂山1号墳は、大東市にある5世紀前葉に築造された円墳だそうです。。
ということは、応神陵に比定されている誉田御廟山古墳と同時期の築造。
堂山一号墳の被葬者は、当時この地域に根を張ったヤマト王権に
仕える武人だったのでしょうか。
今日は、堂山古墳の企画展だったのですが、
個人的には常設展示にある「船王後の墓誌」(複製)に関心を持ちました。
この墓誌は江戸時代に出土したと伝えられ、正確な出土地はわかりません。
墓誌には松岳山に埋葬されたとあって、それが、柏原市の松岳山古墳
に比定されたこともあったようですが、どうも時代が違っているようです。
船氏は渡来系氏族で、氏族名から推し測っても河川を利用した流通
に関わっていた人たちのようです。
地図を調べてみると、以前から行きたいと思っていた高井田山古墳と
松岳山古墳とは間に大和川をはさんで、近いようです。
王後とは関係ないかもしれませんが、
これは、きっと、何かある!近々行ってみようと思います。
コートのボタンぐらいの大きさの鏡。
これをよく鏡だと見抜きましたね。
我が家と博物館は距離的にはさほど遠くないのですが、
電車だと回って行かなくてはなりません。
今日は、幸い往復とも送って下さる方がいて助かりました。
非情感謝!