![バレエ](https://emoji.ameba.jp/img/user/co/coco5-ameba/2516831.gif)
京都ロームシアターに行きました。「神韻芸術団」の公演です。
ロームシアターがまだ、京都会館だったころに行ったことはあるのですが、
ロームシアターとして生まれ変わってからは、初めてでした。
きれいな、すごく雰囲気のあるシアターになっています。
こんな劇場が、徒歩圏内にあるなんて、恵まれています。
ところで、「神韻」の公演を知ったきっかけは、ネットです。
パソコンって、持ち主の検索状況をよく知っているのですね。
あっ、この人は中国に関心を持っている人だな、よく検索しているなと思うと、
中国関連の広告が自然と出るようになっているようです。
それで、わたしも、何度も何度も「神韻」の予告動画を見ているうちに、
一度、行ってみてもいいなと思うようになりました。
「神韻芸術団」の基本にあるのは、中国の古典舞踊・古典音楽です。
しかし、中国本土とは反対の立場を取っていて、現在、本拠地はニューヨークにあります。
これだけ、中国色を前面に打ち出している公演ですが、中国本土で公演されたことは、
一度もありません。
ダンサーの技術はもちろんですが、衣装も、舞台装置も、音楽もすべてが洗練されていて、
すばらしかったです。
振り付けも演出もよかったのでしょうね。楽しめました。
ただ、全く何も知らなくて行ってしまったのですが、
随所に法輪功のプロパガンダが入っているようで、それは、すごく気になりました。
法輪功が中国本土で、理不尽かつ苛烈な弾圧を受けているという情報は
聞いたことがあります。
集会結社の自由が認められていない国ですからね。
かなり、えげつない情報も入ってきてはいます。
もし、それが真実であれば、もちろん、中国共産党がいいとは思いません。
しかし、法輪功というのも、わたしにはよくわからないのです。
教祖に絶対的な帰依を求めるというのは、危険なことではないのでしょうか?
「神韻」の事前の宣伝では、法輪功に触れられていなかっただけに、
なんとなく釈然としない気分で帰って来ました。
蒋介石軍の兵士が軍服姿で踊るシーンなど、わたしには、
「白毛女」や「紅色娘子軍」のような革命バレエを彷彿とさせるものがありました。
技術的には、すべてにおいて、すばらしかっただけに、残念です。