12月15日(木)
お昼にカレーうどん。
ダイエットの大敵です。
それはわかっているのですが、何だかどうしても食べたくてなって作ってしまいました。
わたしのカレーうどんは、和風だしベースで、具はおネギとお揚げさんです。
わたしにとっては、お肉のカレーうどんなんかありえへんのです。
昔、駅前の銀座通り(東京の銀座は関係ありません)に「かどや」さんというお店がありました。
カレーうどんとおはぎが有名なお店でした。
駅前のデパートにちょっと気の張ったもんを買いに行った帰りには、
そこのカレーうどんとおはぎを食べさせてもらうというのが、定番でした。
なつかしいです。
子どものころのわたしにとっては、繁華街のひとつだった銀座商店街も
ちょっとさびしくなっているようです。
それにしても、カレーうどんにおはぎ。
見事に炭水化物ばっかりですね。
お裁縫が得意だった母は、心斎橋の「とらや」さんへよく布地を買いに行きました。
「とらや」は今でもあるのかな? ありますよね。たぶん。
生地の問屋のような店内は、生地の見本とお客さんとで、ごったがえしていて、
その中で、「あれでもない、これでもない」と母はさんざんに迷うのです。
わたしも一緒に連れていかれたのですが、そんな店内を連れ回されるのがいやでした。
母もそれをわかっていて、帰りにはおとなしく付いて来たご褒美に
「蓬莱」のシュウマイと「不二家」のフルーツポンチをご馳走してくれました。
「蓬莱」と「不二家」。これもセットで、定番でした。
でも、「蓬莱」ではともかく、「不二家」では、母も一緒に何かを注文していた記憶がありません。
母は、ただわたしを笑顔で見つめていたように思います。
けっして裕福な家庭ではなかったですが、その中でも、
いろいろなお稽古事にも通わせてもらいました。
じゅうぶんに可愛がってもらったと、思います。
愛された記憶があるのは、幸せなことです。
なぜか、この歳になってしみじみそう思います。
最近、こんな本を読みました。
「よりみちパン!せ」シリーズの中の2冊。
なやみ多き思春期の子どもたちに向けて、社会や自己について考えるときの
参考となるような本を、というのが、このシリーズの趣旨のようです。
「どんとこい貧困!」「童貞の教室」
どちらの題名もインパクト大!です。
湯浅誠さんは、反貧困の活動をしてらっしゃって、何冊かご本を読んだこともあります。
なので、だいたい、どういうことが書かれているかは、想像できました。
青少年向けの本ですが、おとなのわたしにもちょうどよい。
わかりやすく、納得の内容です。
「童貞の教室」がめちゃめちゃ、おもしろかったです。
松江哲明さん、初めて知りました。映画監督さんなんですね。
シリーズの趣旨として、もうちょっとこう、真面目な性教育的な本だと思ったのですが、
全く違いました。
男の子(童貞)って、こんなふうに妄想を抱き、コンプレックスを感じ、傷つくんだなって、
おとなの女からすると、ちょっと笑える部分もあり~の、そして、
最後には、セックスも大切な生の一部、深く考えさせられました。
昼からは、朝日カルチャーセンター中之島教室へ行きました。
「高句麗史」の講座です。
以前は、先生のおっしゃることが何が何だかさっぱりだったのですが、
少しわかりかけてきて、楽しいです。
最近、インプットとアウトプットということをよく考えます。
わたしは、インプットは好きだけれど、アウトプットは苦手な人間ではないかと……
ずっと、そう思っていました。
でも、ほんとうは、そうではなくて…… 気付いたのです。
インプットも不十分だから、アウトプットができないのです。
ぱんぱんに膨れ上がるまでに、取り込めていないから吐き出すこともできないのです。
今年度の予定として、「渤海史」を復習しようと思います。
1冊、本を読んで、あと、田中俊明先生に連れて行っていただいた昨年の旅行の資料と、
先日、いただいた大学での講義資料のおこぼれを、がんばって復習します。
そうすれば、何か見えてくるかもしれない。
しっかり吐き出せるように、ここは、深呼吸です。