12月4日(日)
日韓古代文化研究会 定例学習会の日でした。
今日の講師の先生は 京都府立大学 准教授の井上直樹先生。
演題は、「高句麗遺民と新羅」です。
高句麗滅亡後の遺民による高句麗復興運動のお話でした。
のちに書かれた文献から、当時の様子を探っていきます。
しかし、例の如く、文献によって書かれている内容が違います。
何が真実か、あらゆる方向から光をあてながら、
複雑なパズルを解くように明らかにしていく過程が、面白いと言えば面白いのでしょうね。
その面白さ、わからなくもないですが、すご~く、細かいんです。細かすぎる。
「一年の違いぐらい、ええんちゃうの。誤差の範囲やと思うよ」
わたしなら、そう言ってしまいそうですが、そういう性格の人は、
文献史学は向いてないですね。
先生は、研究においては、細かすぎるほど細かい緻密な方でしたが、
お人柄は、ざっくばらんで楽しい方でした。