9月5日(月)

昨日は、日韓古代文化研究会の勉強会でした。

講師は、滋賀県立大学の定森秀夫先生。
テーマは「新稿・日本出土朝鮮三国時代陶質土器の研究……現在進行形」でした。

4世紀~6世紀の朝鮮の陶質土器が、日本の古墳や集落から見つかっています。
その陶質土器が朝鮮のどの地域、どの年代の土器とタイプが同じかを分類することによって、
当時の日本と朝鮮の関係を推測することができるのです。

最初ちょっと地味なテーマだと思っていたのですが、想定外のおもしろさでした。
ただ、こちらに基本的な知識が不足しているため、
先生のお話のスピードについていくのは、なかなかたいへんでしたが。

先生は時には若干強引だなと思いながら、遺物の背後にある関係を妄想することがあるそうです。
「外に向かって発表するときはできるだけ突っ込まれないようにしますが、
自分で妄想している分には自由ですから」とおっしゃいました。会場は爆笑。
学者さんも妄想することがあるんですね。
わたしも別の妄想癖がありますが、妄想って楽しいですよね。