4月5日(日)
先日、上海へ行って感じたことをひとつ。
すでにお話しましたように、今回中国へ行ったのは、上海ワールド観戦が目的でした。
日本からもたくさんの方が応援に行かれていて、わたしはぼっち観戦のつもりでしたが、
すぐに周りの方と意気投合。
おそらくゆづファンが大半だったと思いますが、意外にもまっちーファンも少なからずいて、
泣きそうになるほど、嬉しかったんです。
まあ、それは置いといてですね。
「今年のワールド、中国だから、どうしようかだいぶ迷った」
「中国だからほんとはいやだったけど、仕方なく来た」とおっしゃる方の多いこと。
なんぼなんでも、そこまで言うか、と思ってしまいました。
でも、観戦の合間に一緒に地下鉄で食事に行ったり観光地に行ったりしているうちに、
何となく態度が軟化。
「思ってたよりも清潔な町」「中国の人って、もっとこわいと思っていた」
「食べるものもおいしい」
というように前向きな感想に変わってきて、それはちょっとした喜びでした。
地下鉄も二重扉になっていて、安全。
駅や町の通り名の表示にも、東西南北が書かれていて、それはわかりやすいんです。
この写真ではわかりにくんですが、行先に東西南北表示があって、
通り名や駅名に馴染みのない外国人にはとても親切な表示です。
まあ、それも置いといてですね。
わたしは、意外に思われるかもしれませんが、今回「中国にいて、とっても楽ちん」
って感じたんです。
もちろん、上海という何でも揃っている大都会だったからかもしれませんが…
日本は、世界に名だたる「おもてなし」「気遣い」「お行儀のいい」国ですよね。
日本のサービスの細やかさ、超一流だと思います。
でも、自分にも厳しいけれど、他人のマナー違反にも厳しいと思うんです。
エスカレーターでは右左どちら側を空けるのか(関東・関西でちがっていますよね)
うっかり割り込みをして叱られないように行列ができていないかいつも確認する、
リュックが邪魔だと言われないように、駅の改札でもたもたしないように・・・・・・
日本では、いつも他人に迷惑をかけていないか、
ぴりぴりしながら生活していたんだなあ、と気付いたんです。
行き過ぎると、日本もちょっとしんどい。
中国ってお行儀という点では自分にも甘いけれど、結構他人にも寛容なんじゃないかな。
人混みで少々他人とぶつかっても、没問題。
いちいち謝ったりしないでしょう。人混みだから、他人とぶつかるのはあたりまえやん。
そういう割り切り方が、すっときました。
だからといって、フレンドリーでないわけではないんです。
改札が出られなくてもたもたしていたら、後ろのおっちゃんがにこっと笑って教えてくれました。
もちろん、どこの国にもそんな親切な人はいると思いますが……
今回、上海で感じたことでした。