3月7日(土)
2月から3月にかけて、電車に乗る機会が増えました。
おかげで、本が読めました。
- 鴨川ホルモー (角川文庫)/角川グループパブリッシング
- ¥555
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ホルモンではありません。ホルモーです。
ホルモーという大学対抗で行われる奇妙な競技をめぐる物語です。
作者考案の(たぶん)ホルモー競技の奇抜さも、面白くて興味を引きますが、
それだけではなく、ちゃんと青春物語になっているところが秀逸。
- 鹿男あをによし/幻冬舎
- ¥1,620
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同じ万城目学さんの作品です。
とにかく、ヒロインの女子高校生が、とんでもなくカッコいい。
わたしおばさんですが、そんなこと忘れて、「きゃあ~」って叫び出したくなるくらい
生き生きと素敵でした。
主人公は、ちょっとしたミスが元で関東の大学の研究室を追われて
奈良にある女子高の臨時教師として赴任してきます。
このときのカルチャーショックの描き方が、漱石の『坊ちゃん』を彷彿とさせます。
面白くて、一気でした。
- 捏造の科学者 STAP細胞事件/文藝春秋
- ¥1,728
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こんな本も読みました。
理科は、もう小学生のころからほんとに苦手でした。
高校の物理なんか、わからなくて当たり前って、ずっと思い込んでいました。
この本には、再生医学の専門用語がいっぱい出てきます。
素人のわたしはすごく時間がかかってしまいましたが、読んでみると
「あれっ、科学も意外におもしろいやん」と思えたのも事実。
学生のとき、もうちょっと、真剣に勉強しておけばよかった、と思います。
作者の冷静さと、真実を究明したいという熱意が感じられる1冊でした。
思えば、STAP細胞の華やかな会見からまだ、1年ちょっとしか経っていないのですね。
いったい、ほんとは何だったのか、STAP細胞の再現実験は行われても、
事実の究明はおこなわれていない、ということを知りました。
今日の京都は雨でした。
肩ばかり凝っていますが、進みません。ピンチです。