梅 3月5日(木)


ご無沙汰してしまいました。


2月の終わりに体調をくずして、そのまま何となく気持ちが前向きになれなくて、

ぐずぐずしていました。

京都に引っ越してからは、ボラもお稽古もほとんどやめてしまって、

自由に使える時間がた~っぷりある。

それが却ってよくないのかな。

この年齢になって情けないことですが、ビシビシ律してくれる人が自分には

必要なんかな、と思います。  トホホ。


とにかく、今日はかなり前になりますが、先月の中国茶のお稽古のご報告を書いておきますね。


2月18日(水)


台湾中部の高山で作られている金萱茶の2014年春摘みのものと、1996年冬摘み(老茶)

をいただきました。

1996年って、まだ20世紀ですよ。老茶にするつもりで生産されたのではなく、

たまたま未開封のまま残っていたそうです。なんと、めずらしい。


阿里山で作られていた金萱茶の茶樹を、更に高い翠峰山に移植して作られた

お茶です。




写真だとわかりにくいですが、やや緑っぽさの残る向こう側が2014年ものです。


高山茶は、焙煎しないので、緑茶のようなくせのない瑞々しさがあります。

しかし、茶器に残る甘酸っぱい香りは、やはり発酵を経た青茶のものです。


老茶のほうは、さすが、年代を経たエレガントな香り。

って言っても、よくわからないですよね。

わたしも、お稽古から2週間近く経ってしまっているので、正直すっかり忘れてしまっています。

でも、2種の金萱茶を比べたら、ちょっとわかるかな。

いやあ~、どうだろう。あんまり自信がないかもしれません。

とにかく、年代を経てきているのですが、意外にと言っていいほど、

嫌な古臭い匂いでは全くないのです。

わたくしも、女性としてかくありたい、と襟を正したくなるようなお茶でございました。






写真上が2014年もの、下が老茶。






いただいた点心は、チャーシュー包子。ふきの砂糖菓子。


この日は、大晦日。今年は、19日が春節でした。

春節を利用して日本に来られた中国旅行者の爆買い。

テレビでも、話題になっていましたね。




この記事がアップできたら、ちょっと前向きな気持ちになれそうです。