柿 10月30日(土)


今日は、一日、家に籠っていました。


ビデオを見たり(韓国ドラマです。今日から「推奴」を見始めました)

本を読んだり、お酒(天野酒です)を飲んだり・・・

いつも以上にぐうたらな一日でした。


今読んでいる本は、「大地の慟哭 中国民工調査」(秦尭禹著 PHP研究所発行)

と「蝸居」(六六著 長江文芸出版社)です。


民工は、中国の農村部から都会へ出稼ぎに来て主に肉体労働を担っている人たちのことです。

「大地の慟哭」は、その民工の実態調査で、多くの民工へのインタビューから構成されています。

劣悪な生活環境、驚くべき低賃金、そして、労働により障害を負っても何の保障もない。

中国の現在の経済発展が、如何にこの人たちの犠牲の上に成り立っているかということが

よくわかります。

日本もハケン労働など、犠牲にしていることは多々あるので、あんまりえらそうなことは言えませんが、

でも、中国は今でも社会主義国家なのですよね?社会主義の理念は平等だったのでは?

思わず、聞き返したくなります。


「蝸居」は、二・三年前に中国で大流行した小説です。

主人公は上海在住、高学歴、ホワイトカラーの若い姉妹。

姉のほうは、10平方メートルそこそこしかない狭いアパートを出て

100平方メートルほどのマンションを買おうと必死になるのですが、

上海の不動産の高騰に貯蓄が追い付いていかない。

小説では、その涙ぐましい奮闘が描かれます

(と思います。何せまだ、四分の一あたりのところをうろうろしているので。

今後のことはわかりません。年内に読み切れるかどうか、あやしいです)

この小説が人々に受け入れられた背景には、

高学歴の若い人たちにも大都会では、同じような体験があるからだと思います。 

その反面、コネのある一部の人たちは、高級マンションをいくつも手に入れている

と聞きます。


ばんごはんは、鯛のカルパッチョ、ポテトサラダ、ホウレンソウ、酢豚など カロリー高めですね。

酢豚は、薄切り肉にレンコンとこんにゃくを巻いて、それをかたまり肉に見立てて作りました。

先日、テレビで節約・低カロリー料理として紹介されていたものです。

テレビではこんにゃくだけしか巻いていませんでしたが、レンコン巻きがなかなか美味でした。