10月22日(金)
「美人図」見てきました。
お目当ては、もちろんキム・ナムギルくん。
そう、「善徳女王」のピダムです。
長身でセクシー、とにかくかっこいいんです。
ピダムと聞いただけで、私の心の中にはが10個くらい付きます。
ひたすら純粋で奔放、明るく単純で茶目っ気もある。
しかしどこか一点人間として壊れているんじゃないかと思わせるようなピダムという複雑な役柄は、
ナムギルくんにぴったりでした。
「善徳女王」もこのピダムが登場してからドラマにふくらみが出たと思います。
今回の「美人図」ガンムもピダムと同じ流れのキャラクターでした。
でも、私はピダムのナムギルくんのほうが好き。
「美人図」は朝鮮時代実在した画家「申潤福」(シンユンボク)が主人公。
ユンボクは数多くの名画を残していますが、人物そのものは謎に包まれているそうです。
この映画では、ユンボク=実は女性だったという前提で描かれていました。
ドラマ「風の絵師」でもユンボクは女性となっていたので、
実際そういう伝説は根強くあるのかもしれません。
確かに、絵のタッチを見ても、女性らしい繊細な感じがしてしまいます。
(今年4月、ソウルの国立中央博物館で実物を見ました。
当時の風俗を描いている彼(?)の絵には、活き活きとした庶民の物語があります)
映画は、男性として生きざるを得なかったユンボクと、彼女を女性と知って愛してしまうガンム
そしてユンボクの師匠金弘道(キムホンド)と妓生ソルファの4人の愛と嫉妬をめぐって進みます。
話題になっていたベッドシーンもすごく綺麗でした。
でも何だかなあ、いくら綺麗でもそういうシーンが多すぎて私はちょっと食傷気味でした。
もう少し、彼らの芸術家としての側面も描いてほしかったと思います。
来年NHKでナムギルくん主演「赤と黒」が放映されるそうです。
ということは、今やってる「イ・サン」のあと?
因みにユンボクも師匠のキムホンドもイ・サン(正祖)の時代に活躍した画家なんですよね。
この時代は、朝鮮ルネッサンス期と呼ばれていて・・・
韓国ドラマ、ほんとうに勉強になります。