柿 10月8日(金)


桃園空港で搭乗待ちをしている時、中年の中国人女性に登場口はここでよいのか、

とたずねられました。

彼女のチケットを確認すると、私と同じ搭乗口だったのですが、

私の飛行機よりも3時間もあとに出る別の便でした。

(ということは、彼女はすご~く長いこと空港で待つことになる)

私の中国語もあまりうまくなかったので、不安に思ったのでしょう、

彼女は空港の職員さんに確認に行きました。


ところが、その後私に親近感を持ってくれたのか、

おひとりさま同志仲良くなっていろいろと話をしました。

彼女は「長沙」へ帰るところで、台湾へはお姉さんに会いに来たそうです。

海外へ出るのは初めてなのでとても不安だった、と言っていました。


ただ、方言の強い中国語のようで、聞き取るのは少し疲れました。

長沙も日本語で書くとチャンシャという感じの発音になるのですが、

彼女は、タンサとおっしゃる。

また、見(ジィェン)もどうもケンと発音しているようでした。

福建地域の発音に近いのかなと思いました。


最後には私のことをお姉さんみたい、とまで言ってくださったのですが、

それについてはチョット待ってよ、大いに異議アリです。

私は話している間、ず~っと妹のつもりだったのですよ。

ガックリ!です。


私が飛行機に乗り込む時、いつまでも手を振ってお別れをしました。

彼女とは、おそらくもう二度と会うことはないでしょう。

そう考えると感慨深いものがあります。


夕方、無事帰国。

帰ってから小さな失敗の後始末をしました。