コロナウイルスに対抗する漢方⑨ 重症例 気営両燔証 (生命力がかなり消耗しているケース) | qiaobenのブログ

qiaobenのブログ

栃木県宇都宮市厚麗堂薬局の店主 よしくに先生です☺️ こちらのブログでは健康情報をご紹介しています。

みなさんこんにちは

 

本日のブログではコロナウイルスにかかってしまって重症の例に

 

実際中国の現場で使われていた漢方薬に関してご紹介します。

 

 

今日ご紹介する状態は

 

「気営両燔証 きえいりょうはんしょう」

(生命力がかなり消耗している場合あせるあせる

 

です。

 

中医学では身体の構成成分はおねがい

 

①気 (生命エネルギー)

 

②血 (血液)

 

③津液(血漿、身体の水分)

 

と考えられていますが、

 

このうち

 

コロナウイルスの影響で気と血が極度に消耗してしまっている状態を

 

気営両燔証と呼びます

 

 

このような状態になると

 

□40℃近い高熱

 

□呼吸が早い

 

□意識が朦朧としており、時折幻覚を見る

 

□吐血

 

□四肢が痙攣する

 

□ベロがかなり赤く、苔はない

 

このような重症例に実際に中国で使われていた生薬は

 

石膏 30g

知母 30g

生地黄 30g

水牛角 30g

赤芍 30g

玄参 30g

連翹 15g

牡丹皮 15g

黄連 6g

竹葉 12g

葶藶子 15g

甘草 6g

 

これを日本にある漢方薬で作るとすると

 

白虎湯 びゃっことう

 

涼血清営顆粒 りょうけつせいえいかりゅう

 

温清飲 うんせいいん

 

の三剤を一緒に使うと近いです

 

 

今回のような重症例を私の薬局で相談する事はまずないと思いますが、

知識としてシェアする必要があると思いシェアしました。

 

いつ終わるとも知れないコロナウイルスの脅威ですが、正しい知識を持って、

全員の力で乗り越えて行きましょう

 

http://koureido.jp

 

厚麗堂薬局では コロナ関連の相談を 電話相談、ZOOM、SKYPE相談で伺っています

ぜひご相談お待ちしております