不登校になってしまった私は勉強にやる気が出ず、1年生のときは400点とれてたテストが200点しかとれなくなり、公立高校の試験で不合格になり、私立高校に進学しました。
中学校の不登校だったときの話はこちら
私立高校に入学することになった私は、親の期待に応えられないダメな子だ、と思うようになりました。もちろんですが、親は「高いお金かけてるんだから、勉強やりなさいよ」というようになり、学校に行けなかった私を何とか学校に行かせようとやっきになって厳しく言うようになりました。
昔からある考え方ですが「勉強ができない=悪い子」という考えがどうしても払拭しきれないところがありましたので、自分は親の期待に答えることのができないばかりか、私立高校に行くしかできないお金の無駄遣い、親の人生に迷惑をかける諸悪の根源であると思うようになりました。
そうすると、生きていれば当然空腹になって、ご飯を食べるようになるのですが、こんな生きていても無駄な存在を生きながらえる意味はないので、ごはんを食べることに罪悪感を感じるようになりました。
満腹になるまでごはんを食べたあと、急に食べてしまった罪悪感が沸き起こり、トイレに駆け込んで口に指を突っ込んで吐き出すようになりました。
もちろん、吐くとおなかがすくのでまた食べる→吐く→また食べるの繰り返しになりました。
そうしてどんどん「私はお金の無駄遣いの存在だ」と自分にインプットするような行動ばかりをとるようになり、そんな行為を繰り返すことで自分の精神安定を保っていたように思います。
53キロだった標準体重は73キロまで増えて、醜くなった自分がますます嫌いになり、空腹に耐えられない自分にますます嫌悪感を感じ、自分が嫌いになっていきました。
自分って、ダメな存在なんだ、とネガティブなことを繰り返し行動することで得られる安定さに心地よさを感じるようになるものです。我慢したり
もちろん高校でも勉強に集中できることはなく、毎回数学や理科は追試でした。赤点ギリギリで出席日数だけで、進級できたようなものです。
そして、また担任になった先生が高飛車でクセのある先生で、大嫌いだったので、その先生ともうまくいかず、学校に行きたくなくなり毎日遅刻でした。
親とも毎日ケンカばかりで「早く起きなさい」「ごはんをちゃんと食べなさい」「勉強したの?」と毎日毎日同じことばかり言われ、休日は頭痛と腹痛で寝込む日々が続きました。
人間関係も、うわっつらのやり取りに辟易し、みんなが簡単に誰かの悪口やうわさばかりを話題にするので相変わらずそのコミュニティに溶け込めずにいました。
ただ、中学校と違ったのは私と同じようにメンタルがちょっと病んでる人が何人かいて、その人たちと仲良くなれたことで、不登校は解消されていきました。