前回(1)で「そして、国語の教科書の目次や参考書の目次をみると、実はそのことが書いてある」と書きました。
しかし、この続きを書く前に、私がどのように今の考えにいたったのか少し書いてみます。
今の時代はとにかく便利で、なんでもまずネットで検索です。
「小説問題の意味は何か?」 この答えがどこかにないかと、「小説」「国語」「試験問題」「意味」など、いろいろ検索してみたのです。
なかなか私の知りたいものにヒットしませんでした。
試験問題の作り方というようなテクニカルな記事が多かった。
そんな中、唯一、『「国語」試験問題の作り方』 という記事があったのです。
元国語教師の方のブログ(BIGLOBE)の記事の一つでした。
いろいろ書いてあったのですが、非常にハッとさせられたのがまず、
「出題するのにふさわしい文章を探すのに非常に苦労する」というところ。
あ、小説ならなんでもいいというわけではないのだ、とわかりました。
なにか出題者側からみて、問題を作りやすい文章があるのだ、と。
どういう問題を作りたいのか、どういうことを問いたいのかというそれなりの視点があるということなのだ、と理解しました。
さらに、もっとずばりの内容が書いてありました。
「文部省による指導要領に、求められる国語力が書いてある」というのです。
それを筆者の方なりにまとめられておられ、その中に、
「他人の細かな心の動きをとらえることのできる力」
「自分の考えや気持ちをことばでわかりやすく伝えることのできる力」
(私のほうで一部改変)
などとあったのです。
また、別の個所には「(問題では)気持ちを問う」と書かれている。
あ、そういうことかと思いました。
小説というと、私の中ではまず、何かの物語なのです。
筋なのです。流れなのです。
だから、どんなあらすじ、ストーリーなのかに目がいく。
だから、小説問題がでても、
「どんな流れの話の中でのこの出題部分なのだろう」という目でどうしても見てしまい、
「全体を読んでないのに答えなんかだせるものなのか」とか、どうしも疑問に思ってしまっていた。
しかし、小説問題は、基本的にあらすじなんか関係ないんです
(そういえば、「どういう話だったか要約せよ」という質問って、小説問題だとありそうでないですね。評論問題だとあるけど)。
誰が作者かも、関係ない。
賞をとったかどうかとか、名作かどうかとかも関係ない。
ある意味、小説全体の主題(テーマ)も関係ない
(もちろんその小説の山場が出題されることが多いから、自然と主題にからんだ問題ないようにはなりやすいでしょうが)。
そうではなく、小説の中の登場人物の「この場面での気持ち」が大事であり、
「それがわかりますか?」ということを聞いているんです。
もちろん聞かれるのが純粋に気持ちだけとは限りません。
状況だったり関係性だったりが聞かれることはある。
けど、肝(きも)は気持ちであり、そこさえ押さえれば、あとは同じなんだと思います。
問題文にのっている中で、その場にかかれている、いわば一瞬を解釈すればいい。
上記のブログに出会ったおかげで、ぱっと視界がひらけて、あとは自分で考えを進めていけばいい、と思いました。感謝です。
ちなみに文部省の指導要領のページも開いてみましたが、そちらはわかりにくかったです。
さて、(1)とこの(1.5)でいいたいことの肝は書けました。(2)以降では、これをいろいろ、違った角度から重ね書きしたり細かく書いたりと、だらだらやっていきます。
ですから、ここまでで「すっきりした」と思われた方は、ある意味読まなくても大丈夫です。
ちょっと退屈に感じるかもしれませんから。