到着 | Qちゃんの日常

Qちゃんの日常

主婦Qちゃんのニュージーランドライフ。山あり谷あり、毎日のこと、最近、そして今までのことをブログに綴ります。

いよいよここは、日本ではなくニュージーランド上空。

 

2023年12月9日。

おはようございます、アオテアロア。

またよろしくお願いします。

 

機内で見てたマップも、日本から離れた距離になり、オークランド真上だ。

本当に帰って来たんだな、、、もう泣いてない自分がここにいて何だか冷静というか、実感が湧かないというか、それでももう日本じゃないんだなとしんみりもあった。

 

とうとう本当に自分がこの地に居るのが、まだ信じられなかった。

帰省の時も同じで「昨日の今頃はまだ、、、」とどうしても思っちゃうので、今回も帰省の後の気分のようだった。

しかし、帰省の時は半年前にはもうチケットを取ったり計画を立ててるのでバタバタはしてないが、今回は9月から一気にあれもこれもと急いでやったので、そもそも”いつもの帰省”ではないんだから違う、、、気持ちが違う。

そして、日本に何か忘れ物をしたような気分だ真顔

 

早朝5時5分到着予定だったが、20分ほど早めの着陸。

娘からは「空港すごく変わったよ」と言われてた通り、久々のオークランド空港は様変わりしててこれまでと全く違ってた。

近代的になったとかじゃなく、だだっ広い感じ、、、早朝到着の便は少ないのか人の流れも少ないが、その流れについて行くのみだった。

 

イミグレでは自動のところではなく対面のところへ、、、紙の『永住権』を持ってたからね。

機械でもできるのかな?

早朝だからイミグレの職員は2人のみ、、、あれだけ居た乗客は私がトイレに行ってる間にみんな通過したようで、誰も並んでなかった。

パスポートと永住権の紙をチェックした後、「ウェルカムバック」と言われたかお

 

そこを通過して荷物の受け取り、、、日本側でサポートをお願いしてたが、やはり誰もいなかったよ、、期待してなかったので予想通りだが、ガッカリだった。

カスタムコントロールと検疫でスーツケースに毛布や布団や服を入れた袋、そして食べ物を入れたダンボールを機械に通すと、やはりダンボールのところで検査員が機械を止め、もう1度戻してまた通して止めた、、、何がどう見えたんだろうなと不安がよぎる。

この箱は何?フード?ときかれ、「イエス」と答えると、どんなものを入れたか?と。

大体は覚えてるけどごちゃごちゃ入れたので1つ1つは答えられない、、、焦ってるし。

検査員が「カンの中身は何?」と、、、カンの中に何か入れたっけ?空のカンに飴でも入れたっけ?雑貨の中の何か?と、とりあえず「飴とか」と言ったけど、また「他には?カン!」ときいてきてX線んお画面を見せられたが、焦ってるからなのか全然思い出せなかった。

そしたら、「缶詰か何かありますか?」と横にいた係員が言った、、、日本人だー!神グッド!

缶詰と言われ、「あーそうだそうだ!」と「サバ缶とサンマ缶です!」と。

カンと言われたからパッとこなかったけど、せめて『カンフード』とか言ってくれればいいのにさと、やっぱりこれが英語力なのか?と着いたばかりでこれでした。

 

まぁ開けられなくてよかったわ、、、と、X線を通されて無造作に置かれた荷物を、もちろん誰も手伝うことなく自分でカートに乗せて、いざ出口へ。

 

目も悪いし人混みの中で娘が見つけられない。

まぁ来てるのは間違いないので右側の方へ出て行くと、見覚えのある顔が近づいて来た。

そして、私を見た娘は、、、泣いた。

 

ちょっとビックリしたわ。

だって、準備段階から「こんなにバタバタ準備するのは好きじゃないしグレイのことも間に合わないかもしれないから今年は無理かも」とか「今年はとりあえず訪問するだけにして来年帰る」とか「実家のことも色々あるんだよ」とか話した時も、「意味ない」と強く言ってきたりあれこれ他にも強い口調で言ってきたこともあったから、丸っと雰囲気が良かった訳ではなかった。

おまけに戻る直前になって、不安になるようなことを言い始めたから、「すぐまた日本に帰るってのは出来ないんだよ!どんだけ苦労してグレイを連れて帰るのかわかるよね?」と喧嘩ではないが話したんだよね。

しかも、日本を離れるにあたってモヤモヤしてたので、悶々と考えながらも帰ってきたNZ到着にはあまり感動もなかったのよ。

だから娘がグワッと泣いたのを見て、「会いたかったの?」と訊いてしまったわ。

そう言いながら、その姿を見て私も嬉しくて泣き、4年ぶりの”本物の娘”にハグしました。

 

すぐに成長に気づいた。

重たい荷物のカートをさっさと私から取り、押して行く、、、頼もしくなったもんだ。

そして「昨日寝れんかった」と言うので、そんなに嬉しかったのかと何か不思議な気分だった。

もちろん私も娘に会えたのは嬉しかったが、「泣くほど嬉しかったの?」という気持ちが本音、母親なのに冷めてるのか、おかしいよな。 

駐車場に入れずピックアップスポットを利用、みんな同じことを考えてるから車が行列してた。

そしてぐるぐる回ってたのかやっと彼氏の車もきた。

 

初めましての挨拶、、、軽くハグをしてお礼を言う。

優しい口調で話す子で良い子だなという印象だったが、いざ運転し始めると、、、荒い叫び

 

それより、コロナ後から食欲が湧かないし緊張と疲れとこれからの不安と、グレイ様のこともあったし早朝の到着ってのはしんどいのは来る前からわかってたので「着いた日はしんどいから食べるのも無理だと思う」と話してたし、車の中でも「今日は何も要らないけど自分たちは普段通り食べなさいよ」とか言ったけど、娘は「今日は何する?」とか「何食べたい?」とか、嬉しそうに話す。

戻って来る前から「連れてってあげるよ」といろんな店に私と行くのを楽しみにしてた娘。

だけど、もう少し、、、時間をください。

 

父に着いたと連絡したいから『国際電話カード』をどこかで買ってねと言ってたのにそれは何も用意してなかった。

家に着いて調べてくれたら、いまはそういうのは無いらしいね、、、昔ダンナはこれ使ってイランに電話してたけど、今はラインでできるしね。

スマホ持ってない人は大変な時代だ。

だから娘のスマホで落ち着いた頃に父に電話したら、「よかったね、こっちのことは心配せんでえーよ」と言った後、「やっぱり寂しいね」と。

そんなことを言われたら泣くわいね、、、前の日まで私とグレイがいるのが当たり前だったのに翌日には急に物音ひとつしなくなったんだもんしょぼん

そんな独りぼっちの父の姿を頭に浮かべると、また胸がギュッとなって苦しかった。

涙声だが一生懸命にわからないように、「こっちは暑いよ、そっちも週末はあったかいらしいけど、どんどん寒くなるから気をつけてね、携帯電話の契約したらまたかけるからね」と。

 

2人の家はというと、うーん、、、あちこちにポツリポツリと”置きっ放し”にしてるものがあるのと、見える所はクリアにしてる感じだが開けてみるとグチャグチャに突っ込んである。

それがちょっとぐらいのレベルではなく、「えっ?」というレベルで、私の娘がこんな捌けた所で平気なのか?と疑ったぐらい。

確かに2ベッドルームで狭いが、きれいに片付けたらもっとわかりやすくきれいに収められるのにって、、、私を見て育ってきた娘が、たった4年9ヶ月でこんなに変わるんか?

それらを見て、自分が離れてしまったことが間違ってたのかと変な気持ちになった。

思わず、「これで平気なん?」と言ってしまったけど、平気だから片付けないんだよね。

自分らは「Not bad」と思って平気だから、それが怖いわガーン

ちょっと台所を片付けていい?と、一応人んちだから断りを入れると「イイヨォー」と娘。

どこまでを期待してくれてるのかわからんが片付けてもいいようだ。

久々のNZもあまり感動が無かったし、ただ空港周辺の変化に驚きながらも車に乗っけられて家に向かった感じだし、娘が泣いた時も驚くほうが先で、少しもらい泣き?した程度だったんだよね、、、待ち遠しかったの?と

 

緊張や不安はあるけど、日本を去る前の複雑な感情の方が大きくて、ここではなぜか抜け殻というか冷めてる感じだったと自分を分析する。

 

グレイが来るから脱走しないように何かしておいてねと言って、娘も「もちろん!」と協力的だったのに、何も取りかかってなかったし、、、ってか、彼氏のパパがリノベーションをするからと週末に来てはちょっとするだけなので、全てが途中で終わってる(終わってない)からワヤワヤなんだろう。

それなら急がず、リノベが終わってから呼び寄せて欲しかったわと本気で思った。

やるのは男性陣だけなので手伝うこともないし、これから夏の間は開けっぴろげでの作業となればグレイはどうするんだって話になるよね。

 

呼び寄せてもらっておいて文句をいうのは筋違いかもしれんが、本当にいま私が必要だったの?と考えさせられた。

もちろん娘には会いたかったし、やっと会えるんだという気持ちもあったが、会いたいだけで戻って来たわけではなく、同居を彼らも決めてくれてありがたかった反面、これからの拠点がこちらになるんだというすごい決心で帰って来たんだよ!

と、複雑な気持ちで帰って来たから、あまりポジティブに考えられないのもあり、こんなはずじゃなかったのに、、、と、来たことが間違いだったのかと戸惑った。

そして、日本にすでに帰りたい、ここに私は必要ない、、、と感じた初日でした。

私のこれまでの忙しさや気持ちや、長旅での疲れやこれからの不安など娘は軽く考えてるんじゃないかなと悔しさまで感じた。

 

娘は自分の思い通りにならないと口調がすごくキツく冷たくなるので、そこはあまり変わってない気がしたけど、それ以上に雑な子になってたことにショックもあったのかな、、、だから私もモヤモヤしてウジウジして不安症も出まくって、初日からネガティブになってしまったのだと思います、、、やな性格だな、私。

この年齢で5年も離れてりゃ、それは『自立』というんだよねと喜ばなきゃいけない。

もう始まってしまった、この第何度目かの人生、、、頑張るしかない。

まだ始まったばかり、文句はまだ早い、、、愚痴っていいんだから頑張るしかない。

頑張ってねと送り出してくれたみんなに、こんな気持ちじゃ申し訳ないもんね、、、頑張るよ。

つまらんこと言ってんじゃないよ!

 

と、これが到着時から数日間の心の中。

自分の基準で比較してた『ただのワガママ』です。

やはりこれからここで暮らすんだという覚悟で戻ったんだし、与えられたこの生活に感謝しなければならないなと、多少のことは『妥協』や『諦め』や『開き直り』でいいんだと。

自分の性格に合わせて頑張りすぎると壊れてしまうと悟ったし、あなたたちはそうでも私はこうだからと別にするのも有りだと、、、みんながみんな同じじゃないし合わせなくてもいいのは彼らも同じ考えのようだから、楽に考えれば楽なのだ。

 

到着からこれまでの”振り返りブログ”を続けて書いて行きます。

 

初日の最初のミールは、昼夜兼用になってしまったバーガーフュール。

食べれないからとキッズミールを頼んでくれたのに、それの半分すら食べれなかった。

 

 

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