結衣「なんか、関西弁しか喋れへんようになってもうてる……」
京子「なにこれ、むっちゃおもろいww」
ちなつ「関西弁の結衣先輩も格好いいですぅ」
あかり(ちなつちゃん、アクセントもバッチリや)
結衣「あれやな、こういうんに詳しい人っちゅうたら一人しかおらんわな」
京子「せやな」
~~理科準備室~~
西垣「おぉ、なんや? 4人揃って珍しいなぁ」
京子「なんかな、標準語で喋ろ思ててもなぜか関西弁で喋ってまうねん」
西垣「あぁ、それ私のせいやw」
結衣「な」
あかり「西垣先生、どないしはったんです?」
西垣「それはな、この世界の創造神なもりは京都に住んではってな、その影響が漫画に及ばへんように私が言語ツールで標準語に直しとってん。でな、ちょーっと英語にしたらおもろそうやな思ていじっとったら壊れてんw」
京子「西垣ちゃんらしいわw」
ちなつ「ほんで、それ直るんですか?」
西垣「私が作ったもんやで? せやなぁ……1日はかかるやろけど、日常生活には支障はあらへんやろ? まぁちょっとの間、それでゆるゆりしぃや」
~~部室~~
京子「ちゅうわけで部室に戻ってきたわけやけど」
結衣「話し言葉が関西弁になったからゆうて、なんや変わることあらへんわなぁ」
あかり「せやけど、ほんまに関西弁しか出てこおへんなんて不思議やわぁ」
ちなつ「なんかやることありませんね」
京子「ちなつちゃんは丁寧語やから、文字にしたらいつもと変われへんのちゃう?」
ちなつ「ぐ。ちょっとぐらい変わっとるはずですっ」
結衣「イントネーションは完璧やな」
ちなつ「きゃっ! 結衣先輩に誉められましたぁ!」
あかり(ほんまに変わらへんなぁ…)
京子「せっかくの機会や! 他の人がどないして話してるんか聴きに行こや!」
あかり「わぁ、おもしろそう」
~~生徒会室~~
京子「ゆうても、ここくらいしかあれへんしなぁ」
結衣「生徒会かて一応は活動してはるんちゃうんか……?」
京子「ええやろ」
結衣「ようないわ」
ガララッ
京子「遊びにきたったでーー!」
綾乃「ちょっと歳納京子! 部屋に入るときはノックぐらいしぃていつも言うてるやろ!」
櫻子「わぁ! あかりちゃんとちなつちゃんもおる!」
あかり「あはは! 櫻子ちゃんも関西弁やー」
向日葵「西垣先生も困ったもんやわ……なんでアレを弄ろ思わはったんやろ…」
ちなつ「いつまでも子供みたいな心持ってはる先生やしな」
千歳「ふふっ、一気に生徒会室が賑やかになったね」
ごらく部「!?」
京子「う、嘘やん。なぁ結衣、今ん聞いた?」
結衣「聞いた。完全に標準語やった」
千歳「どうしたの?」
あかり「い、池田先輩が標準語喋ってはる……」
ちなつ「私たちの逆やね……」
綾乃「そうなんよ。私らは普段標準語やから関西弁になってもうてるけど、千歳は普段京都弁やさかい、標準語になってもうてんねん」
千歳「本当面白いよねぇ。なんかうちが標準語を喋ってるってすごく新鮮だよー」
京子「もはや違和感しかあらへん……」
綾乃「1時間もすれば慣れるもんよ」
結衣「まぁ、たしかに段々自分の喋りに違和感を覚えへんようになってきたわ」
向日葵「ちょっと櫻子、サボってへんで作業しよし」
櫻子「えぇーだって今おもろいとこやん」
向日葵「あらそう? ほな、次期生徒会副会長の座ぁはわたくしがいただくことになりますわ?」
櫻子「ハァ!? やかましいわ乳魔神! だいたいなんでこれが副会長の座ぁに関係あんねん!? 誰も見てへんやんけ」
向日葵「こういうんは普段の行動に出るもんや。選挙のときだけええ顔見せとっても、後から必ずボロが出んねん」
櫻子「なんや今日調子ええな?」
向日葵「ええ、絶好調やわ」
あかり(リアルに怖い)
ちなつ(それな)
~~帰り道~~
結衣「ほんまに、いつもとたいして変わらんかったな」
京子「ちょっとおもろい変化があっても、すぐ飽きてまうねんな。よおわかったわ」
結衣「今日泊まっていくん?」
京子「ええの?」
結衣「かまへんで」
~~生徒会室~~
綾乃「ほんまもう……歳納京子はなんでいつもああなんやろ」
千歳「でも綾乃ちゃんは、そんな歳納さんを実は心待ちにしていたりするわけでしょ?」
綾乃「し、してへんわ////」
千歳「関西弁で照れる綾乃ちゃんも可愛いね」
綾乃「や、やめてぇや……ほんまに恥ずかしいねん///」
千歳「まぁでも、今日はいい経験になったんじゃない? いつもは見られない、いつもとは違う歳納さんを見られてさ」
綾乃「…………///」
千歳「あ、せっかくだから、関西弁で歳納さんにアプローチしたらどうかな!」
綾乃「そ、そんなのハードル高すぎ高槻やっ!」
千歳「あはは。さ、さっと片付けて戸締まりして帰ろう?」
~~吉川家~~
あかり「でも、今日はなんでいきなり泊まりに来てなんて言うたん?」
ちなつ「あかんかった?」
あかり「そそ、そんなんちゃうよ。だって、別にそんななんでもない日に突然誘ってくれるなんて、あかりは嬉しいで?
せやけど、あまりに突然やから、どないしたんかなぁ思て」
ちなつ「……笑わへん?」
あかり「うん」
ちなつ「…………私今日、全然喋ってへんことあらへん?」
あかり「…………」
あかり「…………ぷ」
ちなつ「ほらわろたやん! だから言うの嫌やってん…」
あかり「そんなん気にせんときいや。あかりなんて一言も喋られへんで話が終わったりしてんねんで?」
ちなつ「やめてあかりちゃん辛い」
あかり「あかりもゆうてて悲しなってきたわ」
あかり「でも……今日は誘ってくれて、ほんまにありがとうな♪」
~~アルビス~~
櫻子「なんでよりにもよって今日がわたしの当番やねん……」
向日葵「なんでわたくしは櫻子の買い物なんかに付きおうてんねやろか……」
櫻子「ちょっと向日葵、ちゃんと買うもん覚えとるんか?」
向日葵「あんたが買うもんやろ。なんでわたくしが覚えてなあきまへんの?」
櫻子「もう……人が気ぃ遣(つこ)てやってるっちゅーのに……」
向日葵「なんですの?」
櫻子「向日葵、今日一人や言うてたやろ? せやから、うちで一緒に晩飯食べてけば、言うてんねん」
向日葵「……櫻子」
櫻子「ついでに作るの手伝(てつど)うてほしいしな」
向日葵「本音はそっちやね」
櫻子「やかましいわ」
向日葵「……おおきに」
櫻子「…………ん」
~~ふなみけ~~
京子「結衣のオムライスはほんま絶品やわ~」
結衣「おーきに」
京子「ふぁぁ。腹一杯になったらなんかラムレーズン食べたなったわ」
結衣「そうくるか」
京子「ある?」
結衣「ちょっと待ちぃや今見にいくねん」
結衣「…………」
結衣「あー、切らしてもうてるわ」
京子「嘘やん!? ほんまに?」
結衣「ほんまやって。ほら」
京子「…………嘘やん……」
結衣「そんな気ぃ落とすんか。ほら、まだ夜も深ぁないし、コンビニ行って買(こ)うてきたらええやんか」
京子「うん! ほなSuica!」
結衣「それを言うならICOCAやろ」
~~吉川家~~
ちなつ「やっぱりな、こうゆうおかしな状態になってるときこそ、アプローチのしがいがあると思うねんな」
あかり「うん……うん」
ちなつ「結衣先輩も混乱しとると思う。せやけど、そこを一緒に乗り越えたときに、さらにもう一歩近づける思うねん」
あかり「……う……」コクン
ちなつ「あぁ……もう22時やもんな……」
ちなつ「しゃあないなぁ」
ちなつ「ほらあかりちゃん、布団で寝ぇ?」
あかり「あぅ…………うん……」
ちなつ「結局私もそんなに喋られへんかったし……でも、ありがとなぁ……あかりちゃん」
あかり「うぅーん……」
あかり「……ちなつちゃん…………」ガシッ
ちなつ「えっ」
あかり「……」チュッ
ちなつ「ぁ……///」
ちなつ「……えぇえっ」
あかり「……すぅ……」zzz
ちなつ「…………寝惚けとっただけかいな……」
ちなつ「ほんまもう……大胆やで、あかりちゃんも」チュッ
~~大室家~~
撫子「ふーん。なも中でそんなことがあったんや」
向日葵「困った話ですよねぇ」
撫子「でもおもろいからそれでええんとちゃう?」
向日葵「撫子さんまでそんなこと言わはるんです!?」
撫子「最初は違和感あったけど、慣れってほんま怖いわ」
花子「櫻子お前なんでニンジンよけとんねん」
櫻子「やかましいわボケぇ。花子かて……」
花子「私かてなんや」
櫻子「……なんでもないわ」
花子「なんでいつまでも好き嫌い持ってんねん。ええ加減その癖直しぃや」
櫻子「花子なんかに言われたぁないわ」
花子「ほな言われへんようにしっかりしとけし」
向日葵「もぅ……ちゃんと食べんさいな」ヒョイパク
花子「あぁ……ひま姉ええのに」
向日葵「気にせんでええって」
櫻子「…………う」
撫子「…………」
撫子「あんたら結婚せえや」
~~ふなみけ~~
京子「ラムレーズン食べたら眠なってきたわ」
結衣「アルコールのせいやな」
結衣「ちゅうか、お前いつもあんだけ食うててよう眠ぅならんとすごせとるなぁ」
京子「テンション上げとかんと、気ぃ抜いたらすぐ眠ってまいそうやからな」
結衣「だからいつもあんなギャンギャンゆうてんねんな」
京子「やかましい」
結衣「ほら、寝こけてまう前に布団出すの手伝うてくれ」
京子「ん」
~~~~
結衣「電気消すで」
京子「ん」
結衣「ほんまにいつもと変わらへんかったな」
京子「結局、それが私らやねん」
結衣「まぁ明日には例の機械も直ってるやろし、明日からはまたほんまに普通の日常が来るわけや」
京子「一応、今日は特別みたいなもんか」
結衣「グリコのおまけみたいな」
京子「夢がないなぁ」
結衣「なんの夢を持てぇ言うねん」
京子「ほら、特別やで?」
結衣「特別なぁ」
京子「……特別なこと、しよや」
結衣「……はぁ?」
京子「んんん!! 何度も言わせんといてや!」ギュゥ
結衣「おぉ……」
京子「今日限りやからな……明日からやと、こんなん恥ずかしいてでけへん」
結衣「まぁ、ほんまに今日ぐらいしかできひんしな」
京子「このまま寝てええ?」
結衣「かまへんで」
~~朝~~
結衣「Kyoko! Kyoko! Get up!」
(京子! 京子! 起きろ!)
京子「mmm... what?」
(ううん……何?)
結衣「we are speaking English!」
(私たち、英語を喋ってるぞ!)
京子「Huh... what do you say? ... oh 」
(はぁ……何言ってんの?……おう)
結衣「Ms. Nishigaki ... 」
(西垣先生……)
~~七森中~~
西垣「hahaha! well, I have failed!」
(ははは! いやぁ、失敗したよ)
綾乃「Why do you regard it as proud... 」
(なんでそんなに誇らしげなんですか……)
千歳「what should we do from now on」
(うちら、これからどうしたらええねやろ)
西垣「Bear for more a day」
(まぁもう一日耐えてくれ)
~~~~
櫻子「yeah! I am speaking English fluently!」
(わぁ! わたし、英語ペラペラだぁ!)
あかり「you are great, Sakurako」
(すごいよぉ櫻子ちゃん)
ちなつ「no no. everyone is speaking English ...」
(いやいや、みんな喋ってるよ……)
向日葵「Ms. Nishigaki is the problem person...」
(西垣先生、困った人ですわ……)
~~~~
結衣「after all, it is not different from usually」
(結局いつもと変わらないんだよなぁ)
京子「it is good thing, isn't it 」
(まぁいいことなんじゃないの?)
結衣「what you said yesterday come again」
(お前が昨日言ってたこと、また来たな)
京子「it is "special"... I'm shameful...」
(特別、か……恥ずかしいだろ)
結衣「do you restart the yesterdays tonight?」
(今夜、昨日の続き、するか?)
京子「…………」
京子「yes」
(ん)
The End