NTレシオが下げ止まりません。本日、現物インデックスベースで12.157まで低下し、2015年10月頃のレベルまで低下しました。流石に、ここまで低下すると、日経平均の指数としての構造上の問題を改めて認識せざるを得ません。
低下の理由は明らかです。ファストリ、ソフトバンク、ファナック、東京エレクなどの値がさ株が軟調に推移していること、日経平均が中小型株の比較的良好なパフォーマンスを反映できない構造になっているからです。
日経平均とTOPIXの統計上の相関はかなり高いため、NTトレードは安全であるかのよう言われ方がよくされますが、直近のような状況が発生すると、日経平均がマーケットの実態を追随できず、リスキーなトレードになってしまう可能性が高いことを十分認識しましょう。私もここまでNTが、平均回帰しないことを予想できませんでした。
もうだいぶ前の話になりましたが、99年のNTレシオの推移グラフを下記に貼り付けます。
言うまでもなく、この年はITバブルの年ですが、TOPIXの年間騰落率が36%だったのに対し、日経平均は16%、なんと両指数で20%の差がつきました。
TOPIXが素直にIT関連銘柄の好パフォーマンスを反映したのに対し、日経平均は、当時、いわゆるオールドエコノミー銘柄が組み込まれたままだったからです。年初12.6あったNTレシオが、年末10.9まで低下しました。
もちろん今回は、このときほどのインパクトはないと思われますが、NTレシオは、時々、日経平均の構造上の問題で、このようなことが(トレンドを伴って一方向に行く)起こりうると言うことです。
