≪うちは、高橋稲荷と言われていて、なぜかお稲荷さんの勢力が強いです。
その稲荷たちの繋がりの一つ、オホーツクのフレップ稲荷についてのお話です≫



そもそも、アイヌの神様と日本の神道は、神に対する考え方や、
奉りの形式が違うので、一元的には語れません。
アイヌの神観は、神道の基層にありますが、人間と神様の関わり方が違うので、
別の宗教ですね。アイヌの主神は火の婆神で、囲炉裏の神様で、家庭と一族を守ります。
神様と人間は家族なのです。日本の各家庭でも、神棚がありましたが、
本来は、人間と神様は家族であったはず。

アマテラスは、日神で女性ですが、国家神なので、それが神棚に降りても、
気軽に日常の話はできません。祈るのは「日本と世界が平和でありますように!」
悪くは無いですが、天照は家族ではなくなっています。
(天照を伊勢から救出し、人間の家族にするという、本来の神と人間の在り方に
戻すことが、天の岩戸開きのようです)
 

  

 

 

私は北海道夕張郡栗山町の出身です。25歳まで住んでいました。
途中、札幌やオホーツク沿岸の町、興部(オコッペ)にもいました。
栗山町は始めはアイヌの四家族から始まった町です。

そこに角田市からの開拓団がやってきたそうです。
アイヌと倭人の戦いは有名ですけど、北海道全域がそうだったわけじゃないです。
友好的な地域もありました。

北海道の冬は厳しいですから、協力していかないと生きて行けません。
実家の母が小学生の時にクラスメートにアイヌの女の子がいたそうですけど、
ごく普通の友達だったと言います。
当時は、街でも刺青をしたアイヌのおばさん達が買い物をしていたそうです。
母の出身は北見枝幸ですが、アイヌの人が多く暮らしていたようです。

祖父は、北見枝幸の風烈布(フレップ)の神社の総代を何年もしていました。
稲荷神社ですが、フレップはアイヌ語で狐の意味です。
実はそこはその地域のアイヌの精霊を祭っているお宮でした。
子供のころは夏休みの度にこの祖父のところに遊びにいっていました。

ごく当然の成り行きか、仕組まれていたのか、フレップ様とお近づきになりました。
レップは稲荷系の精霊です。神界の外宮に使えています。現世の伊勢ではなく。
アイヌ以前からすでにこの北海道に赴任していて、
アイヌと倭人の争いには直接関与していないと言うのです。

戦争に関与する神霊は、人間に近づきすぎたために、
人間の穢れにまみれて、神界に帰れなくなった霊達なのです。
民族紛争や宗教戦争の因縁はこれらの霊たちが引き起こしているのです。
古代の氏族の争いや文明の起源などから霊的真理を探ろうと試みる研究者がいらっしゃい
ますが、現世の歴史的事実と言うのは業の現れだから、
それを通して霊的因果関係を探ろうとしてもやはり業しか見えてこない。

シュタイナーのカルマ論と同じ。カルマの連鎖をみるだけ。
神秘的古代史論はある意味では無だなのです。
北海道の神社のほとんどは国津神系ですが、本州の開拓団が、

故郷の神社から連れてきた高級祖霊さんが、

国津神の代役になっていることが多いです。
なので、アイヌの聖地や因縁のある場所に建立している神社は、
アイヌの神霊から見ると、侵略的天孫降臨のようなものです。
一応、天の神は受け入れますが、和人の神に反発するアイヌの祖霊も居ます。

アイヌのお地場に神社を強制的にたてて、アイヌを制圧した、かのように見えますが、
アイヌの神の残党は現代によみがえって、早くは戦前から新興宗教の

神としてよみがえった。仇の倭人の子孫を信者にして跪かせて喜んでいる。

世の建て直しって言って騒ぐけど、ふたを開けるとそういうこと。

神様も多めに観てる。そういう因縁があるから。
あまりあくどいことはしないけど、本当の神じゃないから、
そんなの信仰したら人生棒に振ってしてしまう。明治以降の新興宗教はそんなのが多い。
歴史の波に乗り遅れた落ちこぼれの神霊が、宗教やって憂さ晴らし。
それが世の立てなおし願望の正体。
つまり、現界の歴史は怨霊と呪いが動かします。

それを探っても業の迷宮に陥るだけです。

 

   

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

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