実は私の背後霊にこの兎神がいます。
おおきさは大型犬ほどもある、どでかいうさちゃんです。
種類はジャパニーズホワイトみたいです。メス。
というのはこの間お産をしたのです。
神様のお部屋に霊たちが何人も集まっているので
「何かしら」と思ったら、白兎が何十匹も子を生んで、
子兎を霊たちが次々と、一匹ずつ連れて行くのでした。
白兎神は大国主の眷属で福の神の一柱だそうです。
神様と縁のある人間にこの子兎を授けて、つまり徳を下すのです。
でもまだこ子兎なので、育てなければいけません。
その人間が徳をつんで向上していけば兎も大きくなって
福の神のお仕事が出来るようになります。
この子兎たちはご利益の元なのです。努力次第と言うことです。
あなたのところにも子兎ちゃんが授かっているかも、
精進いたしましょう。
★白兎神、兎神とは 〈はしか、切り傷、縁結びの守護神〉
因幡のしろうさぎの話は、おとぎ話や童謡で誰でも知っている。
これは『古事記』の出雲神話のなかから生まれた、動物報恩逸話である。
大国主命の兄ノ八十神たちが因幡の八上姫に求婿に行く途中、
皮をむかれて泣いている白兎に出会った。
わけを聞くと、隠岐島から因幡へ渡りたいばかりに、
鰐をだまして仲間の数比べをしようと誘い、
隠岐から因幡まで並んだ鰐の背を渡って数えながら、
願いのかなう嬉しさに、つい自分は因幡へ渡りたかったから
お前たちを利用してやったのだと白状して、だまされた鰐たちを
あざわらったので、怒った鰐に皮をむかれて、
痛くて泣いているということであった。
意地の悪い八十神たちは、兎に塩水を浴びれば
痛みが止まると教え、兎がそのとおりにすると、
痛みはますますひどくなった。
痛いやらくやしいやらで、また兎が泣いていると、
八十神たちの荷物を担がされて遅れた大国主命が通りかかった。
大国主は兎に体を清水で洗い那の穂綿に身を包むように教えた。
大国主命のおかげで元通りの体になった兎は、大国主に、
「八十神たちは八上姫と結婚できないでしょう。
美しい八上姫を手に入れるのはあなたです」と予言した。
果たして八上姫は大国主命を見染め、八十神達のさまざまな妨害を退け、
八上姫の父素蓋鳴尊の反対も振り切り、二人は結ばれることができたという。
この話は典型的な末子成功説話で、大国主命の仁徳福徳を表し、
兎の苦痛を取り除いてあげたということから医薬の神としての
信仰のもとになった。
〔白兎神を祀る神社〕 鳥取市白兎 白兎神社(無格社)
以上、日本神祇由来辞典です。