。  タイヤのグリップを含めたさまざまなインフォメーションが,純正ゲームパッドやステアリングコントローラの振動から体に伝わってくる,アラド RMT。そのため,挙動に応じてカウンターステアを当てたり,アクセルを微調整するといった対応がしやすくなった。コースを攻める楽しさやマシンをコントロールする面白さは一層パワーアップしている。  また,シングルプレイ時のライバルカーは難度設定によって異なるが,難度が「エキスパート」ともなると,本物のF1ドライバーなみのタイムを叩き出してくるから手強い。  ブレーキング競争で競り合ってくることもあるし,無理せず退くこともある。オーバーテイクを狙われた際にブロックラインを走ると,ro rmt,ライバルが激しく減速することもあったが,本作では怯まずに左右に車を揺さぶってプレッシャーをかけるような動きもしてくる。このように,実に人間くさい動きをしてくるため,ライバルカーとのバトルも熱くなれるはずだ。  また,例によって各部のマシンセッティングが可能なうえ,幅広い難度設定とアシスト機能が用意されており,初心者から上級者まで幅広い層で楽しめるだろう。とくに本作では,Xbox 360およびPlayStation 3向けのF1ゲームでは初となる画面分割プレイに対応したり,好きなF1チームを選択して2人での協力プレイが可能だったりと,家族や友人など,身近な人と手軽に遊べるような仕掛けもしっかりと用意されており,ベテランレーサーだけでなく多くのプレイヤーに対応している。チャンピオンになったから終わり,ということではなく,その時々にあわせた,さまざまな遊び方が可能なのだ。 走れば走るほど面白さが広がるF1 2011を, ぜひプレイしよう  今回プレイしたのは,PlayStation 3版ということもあり,純正ゲームパッドを含めていくつかのゲームコントローラを試してみた。個人的にオススメしたいのが「ステアリングコントローラですべてのアシスト機能を切ってプレイする」というスタイル。トラクションコントロールやアンチロックブレーキを切ると,走らせるのは難しくなるが,走り込むたびに確実にタイムが短縮され,リアリティは抜群だ。  F1 2011ならではのDRS機能やKERS機能を走行中に併用することが多いため,直感的かつ繊細にコントロールできるステアリングコントローラでのプレイが楽しかった。  2011年シーズンのレギュレーションに合わせ,さらにさまざまな部分をパワーアップして登場したF1
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