QAエンジニアというと、

・ひたすらテストする

・黙々と不具合を探す

・一人で画面とにらめっこ

みたいなイメージを持たれがちです。

俗に言うデバッカーみたいなイメージですね。


でも、実際に数年やってみて感じるのは、QAって、かなりコミュ力が必要な仕事です。


しかもコミュ力といっても、“雑談がうまい”とかではなく、「認識を揃える力」がめちゃくちゃ重要。


最近は特にそう感じています。



QAは「確認する仕事」だけでは回らない

前回の記事でも書いた通り、自社開発QAになってからは、

・仕様検討

・レビュー

・改善提案

など、かなり早い段階から関わることが増えました。

そうなると、単純にテストするだけでは仕事が進みません。


例えば、

「この仕様、認識合ってますか?」

「この動き、ユーザー的に迷わないですか?」

「例外パターンってどうなります?」

みたいな確認を、かなり頻繁にします。


つまりQAって、“人と話してズレを減らす仕事”でもあるんですよね。


不具合報告も、実はコミュニケーション

最初の頃は、自分は不具合報告をかなり慎重に行なっていました。

「開発の人に嫌がられないかな…」

「こんなことも分からないのかと思われるのでは…」

と普通に思っていました。


でも経験していくうちに、不具合報告って、“指摘”ではなく“共有”なんだと少しずつ分かってきました。


例えば、ダメな例として

「動きませんでした」

だけだと、相手も困る。


でも、

・どの環境で

・何をして

・どうなったか

・期待値は何か

を整理して伝えることで、開発側もかなり動きやすくなります。


つまり、QAに必要なのは“粗探し力”というより、「相手が動きやすい形で伝える力」なんだと思っています。


営業経験はかなり役立った

ここは、自分が営業出身だったことも大きいです。

営業時代って、

・相手が何を求めているか

・どこで認識ズレが起きているか

・どう伝えれば納得感が出るか

をかなり考えていました。


当時は大変でしたが、今振り返るとQAでもかなり活きています。

特に、「相手を責める感じにならない伝え方」は重要だと感じます。


QAと開発って、対立構造っぽく見られることもありますが、本来は同じチームなんですよね。


QAは“気づいたことを言葉にする仕事”

QAをやっていて思うのは、「違和感に気づける人」は結構多い。

でも、それを相手に伝わる形で言葉にできる人は意外と少ないです。


例えば、「なんか使いづらい」だけでは改善につながりにくい。

でも、「初見ユーザーだと、この導線で迷いそう」まで言語化できると、かなり変わります。


QAって、“気づく力”と“伝える力”の両方が必要な仕事なんだと思います。


技術力だけじゃないのがQAの面白さかもしれない

もちろん、QAにも技術的な知識は必要です。

でも実際には、

・認識を揃える

・相談する

・調整する

・伝える

みたいな、人とのやり取りがかなり多い。

だからこそ、営業経験や接客経験など、一見ITと関係なさそうな経験が活きる場面も多いです。


転職当初の自分は、「営業経験なんてITでは役に立たない」「結局は技術力のある開発者の方が偉い」と思っていました。


でも今はむしろ、過去に他業種の仕事をした経験にかなり助けられています。


QAエンジニアって、テストだけしている仕事ではありません。品質を守るために、人と人の間をつなぐ仕事でもある。

最近はそんなふうに感じるようになってきました。