QAエンジニアという仕事。
やっていない人から見ると、
「テストしてるだけでしょ?」
と思われることもあります。
たしかに、実際に画面を操作したり、確認したりする仕事は多いです。
でも数年やってみて思うのは、
“派手じゃない疲れ”がかなり多い仕事
だということ。
今回は、主にテスト実行時に
個人的に「地味に疲れるな…」と思う瞬間を書いてみます。
テストを経験したことのある人なら、少し共感してもらえるかもしれません。
「どっちが正しいんだ…?」が発生したとき
テストあるあるだと思うんですが、
・仕様書
・実装
・過去の動き
全部違う。
みたいな瞬間があります。
そして始まる、
「結局どれが正?」問題。
未経験の頃は、
「仕様書が正しいんじゃないの?」
と思っていました。
でも現実はそんな単純じゃない。
原因は色々あります。
例えば
・仕様書が古い
・実装だけが変わっている
・そもそも誰も動作に確信を持てていない
など様々です。
この確認作業、
地味に脳が疲れます。
再現しない不具合
テストの最大の敵かもしれません。
さっきまで起きてたのに、
なぜか再現しない。
しかも、そういう時に限って、
「動画撮ってない」「直前に何やってたっけ?」
が発生します。
そして数時間後。
突然また不具合が再現する。
またしても発生原因がよくわからない。
これのループに陥る事が多々あります。
テストをやってると、
「今の動き絶対おかしかったよな…?」
みたいな瞬間にかなり遭遇します。
テスト終盤で仕様変更が入る
これも結構あります。
「ここ、やっぱり仕様変わります」
のお知らせ。
しかもテスト終盤。
納期はギリギリ。
そして始まる、
・改修確認
・影響範囲確認
・テストケース見直し
・再テスト祭り
地味にメンタルが削られます。
細かい確認が永遠に続く
テストって、
“細かい違和感”
を見る仕事でもあります。
例えば、
・ボタン位置が少しズレてる
・文言の句読点
・画面崩れ
・表示タイミング
など。
特に表示タイミングや処理速度といったような感覚的な部分に関しては、
テスト仕様書に書いていない事が多く、
違和感に気づけないことも多々あります。
最初は、
「こんなの気にするの?」
と思っていました。
でもやっていくうちに、
逆に気になってしまう。
最近では、普段使っているアプリでも、
「これってバグだよな?」
とか考えてしまいます。
完全に職業病です。
不具合が流出したときばかり矢面に上がる
テストをやっていて少し切ないのがこれです。
問題なくリリースできた時って、
基本あまり目立ちません。
でも不具合が流出すると、
「テストで見つけられなかったの?」
「見つけられなかった原因を分析して、再発防止策立てて」
などとなりやすい。
もちろんQAとして責任はあります。
ただ実際には、
・仕様の問題
・スケジュールの問題
・環境差異
・認識ズレ
など、いろんな要因が重なっていることも多いです。
それでも“最後に確認した人”として、
QAが前に出る場面は結構あります。
未経験時代はかなり落ち込みました。
でも数年やって思うのは、
テストでは
「全ての不具合を防げることはない」
ということ。
もちろん防ぐ努力は最大限する。
でも、完璧はかなり難しい。
最近はそういう現実も少しずつ分かってきました。
ある程度割り切って仕事をすることが、精神衛生上はいいと思っています。
QAは“静かに疲れる仕事”かもしれない
QAって、
開発みたいに派手な成果が見えやすい仕事ではないと思っています。
でも、
・細かく確認する
・違和感を探す
・事故を未然に防ぐ
みたいな、
地味だけど神経を使う場面がかなり多い。
だからなのか、1日終わると、
「今日ずっと細かいこと考えてたな…」
みたいな疲れ方をすることがあります。
それでも最近は、
その“細かさ”が、品質を守る仕事なんだろうなと思っています。