スーパーやドラッグストアに限らず、すべての商品やサービスの「価格表示」は、以下の2つがあります。
①消費税を加えた「総額表示(税込価格)」
→早い話、合計でいくら払うのか分かりやすいけど、なんとなくちょっと“高い“気がする。
②純粋に商品だけの「本体価格(税抜)」
→一瞬「お買い得?」と思っても、消費税を加えるから同じこと。最後は「213円」とか収まりの悪い値段になる。
さて、あなたはどちらの「表示方法」がお好みでしょうか?
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☝️日本では、2021年4月から、①の「総額表示」を推進するように決まりました。
理由は、今後消費税を上げても目立たなくするため(推測です)。
“税率“を上げても消費者に“負担感“を感じさせない国の“思惑“を感じざるを得ません。
逆に②「税抜価格」なら、税率を上げるときも「本体価格」は変わらないので、システムの「税率」さえ変えれば、(理論上)その日から「増税または減税」することが可能になります。
「価格表示ガイドライン」では、併記するときも分かりやすく、誤解のないようにする義務があるが、どう見ても安い方の税抜価格を大きく表示する店が多いのが現状。
なぜならライバル店と比較して、自店の方が「高い」と思われたくないから。
でもお客さんはすでに“お見通し“で、知人と「あっちの店のほうが安いわよ!」と情報交換していて、店の感覚とはかけ離れています。
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国は「総額表示(税込)一本でいけ!」と指導しますが、実際の店舗では、
・安い「税抜価格」を大きく書いて
・申し訳なく「税込価格」を小さく書く
これが多いパターンです(写真)
「税込価格」一本の店は、私の周りでは「コメリ」だけでした(写真)。
本体価格を書かない、これはある意味すごいです。
「税込み」と「税抜き」表示、これを考え始めると、買い物中にイライラすることに気づきましたw。執筆のネタにします!
【小林久ホームページ】