山梨県が誇る世界企業、安くて美味しいケーキやアイスが人気の『シャトレーゼ』
創業社長が昨年亡くなってから、“下請けイジメ“や“外国人労働者に対する給与未払い“などで、入管庁や労基署・公取委から指導を受けていた。
新社長は「会社の基盤がついていかなかった」と反省して、「社会的責任をしっかり果たす企業」にするために『成長』を止める戦略を取ると答えた。
要約すれば、新規出店を(決まっているものだけに)絞り、コンプラチェックの部署を新設して、改革をしていくというものである。
👤「成長を止める?」
「成長」というのは中身が伴ってのものではないか?私はふとそう思った。
中身(基礎固め)が伴わない出店は、「成長」ではなく『拡大』とか『膨張』と言い換えられる。スーパーマーケット業界にも最近よく似たケースは多い。
☝️シャトレーゼが“基盤強化″に注力する期間は少なくとも2年間だが、期限は切らない。
供給力不足に陥る可能性が高くても(売り上げや利益が減っても)それを優先すると宣言。
地元民としてみれば、一度原点に戻って基礎固めをする良い機会だとも思う。と同時にそれができるかどうか?に確証が持てない…。
うがった見方をすれば、カリスマ創業社長亡き後、これだけ不祥事が連続して発覚したことに不思議さ(違和感)を覚える。
・一連の不祥事のイメージダウンで顧客が離れ、既存店の売り上げが思いの外減っているのでは?
・公取委や労基署の指導による改善で、利益の落ち込みが大きいのでは?
いずれにしても「シャトレーゼ」は上場企業ではないので、詳細な経営状況は外部からは分かりません(上場しないことも不思議…)。
☝️ともあれ「甘い」会社の「しょっぱい」話である。
【小林久ホームページ】