やれ「上げ底」だの「フェイク容器」「見えるところだけ具沢山」などと、お客さんからの指摘(ツッコミ)が相次いでいたセブンイレブンで、お値段そのまま人気商品『増量祭』がスタートする。
(個人的な意見だが)セブンの上げ底容器やフェイクパッケージは、社長の「そんなはずはない!よく見てから言って欲しい」という“逆ギレコメント“もあって、客と店の信頼感を無くしてしまったことは事実だろう。実際あの「上げ底」はどう見てもヒドい。
その最中、ライバルの「ファミリーマート」は既存商品の「増量キャンペーン」でセブンの顧客を奪い取ることに成功した。こちらは本当にお得感がある企画(4割増量など)で、私も「これって普通のスーパーでもできないものか?」と唸ったほどである。
食品の値上げも恒例行事となり、最近では“おにぎり″の海苔まで無くした商品がある。
コンビニの高い利益率を確保するために、スーパーでは考えられないほど原価を下げなければならないのは分かる。しかし最近のコンビニ商品はちょっとやり過ぎだ。
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☝️まずは「値上げ」、次は「中身を減らして値段据え置き」、そして今は「中身が減ったまま値上げ」→このサイクルにヘキヘキしている消費者は、ファミマの増量キャンペーンに飛びついた。
そして信頼回復も狙ったセブンイレブンがこれにあやかろうと「増量祭」の開催である。
👤しかし申し訳ないが、「なんの学習もしていない」と感じてしまうのは私だけだろうか…?
☝️セブンイレブンの人気商品「増量祭」は以下の通り
・サラダのコーン2倍
・トッピングの枝豆7倍
・生クリーム1.5倍
・デザートのみかん1.5倍
・タルタルソース2倍
・浅漬けキャベツ1.5倍
👤これで離れたお客さんが戻ってくるかは疑問である。
もちろんその他にも、チャーシュー1枚増量やサンドイッチ1組増量など、ありがたいものもあるが、ファミマに比べたら見劣り感は否めない。返って『減らした分を元に戻しただけ』と反感を買うことは必至である。
☝️値段ばかりで店を選ぶわけではないが、イメージ的にコンビニの(惣菜やデザートの)商品価格は、低価格が売りのスーパーマーケットの『2倍』高いと感じている。
どうやら外資に買収されることが既定路線となった日本型コンビニの雄『セブンイレブン』、ただいま迷走中か…?
【小林久ホームページ】
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