【母の日 似顔絵コンクール】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



5月の第2日曜日は『母の日』である。
すべてのお客さんに“お母さん“がいるので、これに便乗して売り上げを伸ばそうとするのはスーパーの恒例行事でもある。

☝️母の日にスーパーで1番売れるものは何?

【正解】天ぷらなどの揚げ物


いつもご飯の支度をしているお母さんは、母の日くらい料理をしたくない。それも準備や後片付けに時間が掛かる「揚げ物」なんてもっての外!『今日はお炊事はいたしません』

それでスーパーでは惣菜部で「天ぷらセット」やトンカツ・唐揚げなんかを特売する訳である。そして…よく売れた(笑)

 



👤私は嫌いでやらなかったが、「母の日」に向けて事前に幼稚園や保育園の子どもたちに母親の似顔絵を描いてもらい、店に大々的に貼り出す。そしてそれを親に見に来させることで売り上げを伸ばす、こんな販促もある。

これは「父の日」や「敬老の日」にも転用できる販促で、絵を描いてくれた園児にいくばくかの“お駄賃(クーポン)“や“記念品“を進呈することで実施できる。

私がスーパーの社長時代は、ウチ以外のスーパーではほぼやっていて、子どもたちからは「もう書きたくな〜い(><)」、先生には「子どもを商売に使わないで」などと、あまり歓迎されなかった。(今でもやってるスーパーがあるならちょっとイタいかも?)

☝️今はあまり見かけない「試食販売」でも、まずは子供に食べさせて、「お母さん連れてきなさい!」と商売っ気たっぷりの“マネキンさん“が活躍していたことを思い出す。

◯◯にかこつけて
◯◯が行きたがるから
◯◯を口実に

👤ともあれ商売の「基本」は変わらない。
本人が無意識のうちに買いたくなる(行きたくなる)魔法にかけることが肝心なのである。

 

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