【備蓄米の流通量は全体のたった2%】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



👤「備蓄米を放出して、米価を安定させます!」
政府がそう言っていたのに、実際に市場に流れたのはたったの「2%」(><)

それじゃ値段が下がるわけないですよね。どこに米が“滞留″しているのでしょうか?

☝️グラグラ煮立ったお湯に、コップ1杯の水を入れたって、温度はほとんど変わりません。

👤しかも、大臣の発言もずっと後手後手です。

「3月中には出回る」「4月には値下がりする」「4月末にはなんとか…」と続いて、気づけば5月。食品全体がまた値上がりしています。

米の代わりに食べていた「うどん」や「パスタ」も値上げ。
さらに、節約のために買った「輸入米」と相性がいいカレーまで値上げ……

これはもうストレスで“やけ食い“が加速しそうです。



☝️今回のポイントは「米不足の原因」ではなく、「なぜ備蓄米が店頭に並ばないのか?」です。

卸売業者は「精米に時間がかかっている」と言いますが、過去最高益が出ていると聞くと、
「本当に精米が遅れてるだけ?」とちょっと勘ぐりたくもなります(失礼🙏🏻)

「外食チェーンに優先的に回ったのでは?」とも思いましたが、それも違うようです。

ではこの米価格の高騰を引き起こしている“ラスボス”は誰なんでしょう?

【政府? 農協? 卸問屋? 消費者?】
(※少なくとも米農家の責任じゃないと思ってます)

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👤今回の騒動で、小売店の備蓄米仕入れ原価は「5kgで税抜き3,042円」という話が出てきました。スーパーの利益率が10%程度だとすれば、私なら税込み3,680〜3,980円くらいで売ると思います。

それでも高い!
ただ、備蓄米が本格的に流通すれば、税込み3,000円前後(前年比1.5倍くらい)に落ち着くんじゃないかと淡い期待をしています。

もちろん、備蓄米は非常時用であり、簡単に店頭に並ばないことは理解しています。

でも今回のケースは、そもそも「仕組みそのもの」に問題があるような気がしてなりません。

非常時に非常用の対応が取れないからです。

☝️皆さんにもそれぞれお考えがあると思います。

この騒動が落ち着いたら(あるいは落ち着かなくても)、しっかり「原因」を精査する必要があると感じています。

#お米は食べ物
#食い物にしちゃダメ

 

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