【政府が備蓄米を放出すれば、米価格は下がるのか?】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト

 

 

「令和の米騒動」と言われ、米の値段が上がり始めてから半年以上が経過した。スーパーやドラッグストアで見る米の価格は、5kgで2,000円を下回るものもあっのに、今では2倍の価格で売られている。

 

 

☝️なぜこんなに米が高くなったのか?

 

理由はさまざまあるのだろうが、始まりは去年の天候不順を発端に収穫高が減り、需要と供給のバランスが崩れて値段が高騰し始めたことだ。

 

これは最近のキャベツや白菜の高騰と同じ理屈なので、少し待てばまた収穫できるようになり、価格も落ち着いてくることを消費者も知っている。

 

しかし今回の米不足に関してはそうはいかなかった。新米の出来も例年に比べても悪くないのに、相変わらず米価格は下がるどころか値上がりが続いている。日本人の米の消費は減っているのに、流通量が変わらない米の値段が上がる怪…。

 

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☝️米不足なんか現実には起こっていない!

値上がりを見込んで買いだめている「仲介業者や加工業者・商社」が値上がりを見込んで、「放出」のタイミングを狙っているのではないか?

 

こうなると株取引の「仕手株(してかぶ)」と同じスキームになってくる。

 

・実態の価値より「もっと上がるんじゃないか?」

 

・「いや、今が売り時じゃないか?」

 

・「政府が備蓄米を放出したら暴落するぞ!」

 

など、ちょっとしたきっかけやニュースで価格が乱高下していく。こんな時は冷静になって「米の価格が上がって誰が得をするのか?」を考えてみればいい。

 

☝️米農家は今回の価格高騰で多少潤っているというが…

 

包装資材や輸送費も高騰する中、これまで米の価格自体が低すぎたことも事実である。

ディスカウントストアで山積みされた、あの重いお米が5kgで1,580円で買えること自体がおかしなことだと気づくべきだ。

 

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👤さて、政府の備蓄米放出の結果、米の価格が下がるのか?変わらないのか?はたまた上がるのか?

 

きっと米は『ある所にはある』のだ。

既に「勝ち逃げ」を企む業者から、在庫(ヤミ米とは言わないが)の売り込みが、一部スーパーや米店に届いているという。

 

ダムが決壊するように「価格の暴落」があるかどうか…?

素人業者が真夏に米の在庫を持つリスクはかなり高いはず。

 

米は「日本の宝」です。悪戯の道具にしちゃいけません!

 

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