「令和の米騒動」と言われ、米の値段が上がり始めてから半年以上が経過した。スーパーやドラッグストアで見る米の価格は、5kgで2,000円を下回るものもあっのに、今では2倍の価格で売られている。
☝️なぜこんなに米が高くなったのか?
理由はさまざまあるのだろうが、始まりは去年の天候不順を発端に収穫高が減り、需要と供給のバランスが崩れて値段が高騰し始めたことだ。
これは最近のキャベツや白菜の高騰と同じ理屈なので、少し待てばまた収穫できるようになり、価格も落ち着いてくることを消費者も知っている。
しかし今回の米不足に関してはそうはいかなかった。新米の出来も例年に比べても悪くないのに、相変わらず米価格は下がるどころか値上がりが続いている。日本人の米の消費は減っているのに、流通量が変わらない米の値段が上がる怪…。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
☝️米不足なんか現実には起こっていない!
値上がりを見込んで買いだめている「仲介業者や加工業者・商社」が値上がりを見込んで、「放出」のタイミングを狙っているのではないか?
こうなると株取引の「仕手株(してかぶ)」と同じスキームになってくる。
・実態の価値より「もっと上がるんじゃないか?」
・「いや、今が売り時じゃないか?」
・「政府が備蓄米を放出したら暴落するぞ!」
など、ちょっとしたきっかけやニュースで価格が乱高下していく。こんな時は冷静になって「米の価格が上がって誰が得をするのか?」を考えてみればいい。
☝️米農家は今回の価格高騰で多少潤っているというが…
包装資材や輸送費も高騰する中、これまで米の価格自体が低すぎたことも事実である。
ディスカウントストアで山積みされた、あの重いお米が5kgで1,580円で買えること自体がおかしなことだと気づくべきだ。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
👤さて、政府の備蓄米放出の結果、米の価格が下がるのか?変わらないのか?はたまた上がるのか?
きっと米は『ある所にはある』のだ。
既に「勝ち逃げ」を企む業者から、在庫(ヤミ米とは言わないが)の売り込みが、一部スーパーや米店に届いているという。
ダムが決壊するように「価格の暴落」があるかどうか…?
素人業者が真夏に米の在庫を持つリスクはかなり高いはず。
米は「日本の宝」です。悪戯の道具にしちゃいけません!