
コンビニは外から見えるところに「雑誌」や「漫画」、付録が人気の「コンビニ本」を並べて、「中にお客さんがいますよ〜!」「防犯上も見通しが良くて安心ですよ〜」と来店を誘う販促をしていた。
コンビニは外から見ると「立ち読み」をする客がいたものだ。最近はそこで長時間居座る猛者(もさ)を見かけることはほとんどない。
出版不況が叫ばれている中、コンビニの本だけが売れるという理屈はない。「売れる本だけに絞る」と言っても、コンビニの売り場だけではそもそもスペースが足りない。

ここへきて「ファミマ」や「ローソン」が雑誌の取り扱いをやめる(または縮小する)動きが加速している。
本の流通は「返本を受け付けながら販売手数料を得る」特殊な形態である。
私のスーパーでも雑誌や絵本を販売していたが、利益はほとんどなかったことを思い出す。
☝️ 日本には「日販」と「トーハン」の2大取次事業者(問屋)があり、主にこの2社が出版社の発行した書籍をコンビニやスーパーに卸している。
このうち「日販」が2025年2月でコンビニへの書籍配送を終了する事態となった。理由はシンプルに「採算が合わない」からである。
代わりに「トーハン」が引き継ぐことになっているが、3万店をフルカバーすることは到底できないとのこと。
書籍販売をやめたコンビニでは、お取り寄せ注文で対応するというが、お客さんにしてみれば欲しい雑誌や漫画を買うために駅の売店や大型書店に行くことになるのだろうか…?
いえいえ、もはや雑誌は「WEB版」や「サブスクの読み放題」へ移行し、書籍はAmazonで翌日家に届く時代。当初のコンビニの「立ち読み効果」のために使うツールではなくなった。
👤コンビニで今までの雑誌コーナーがなくなったら、そこに何を陳列するのか?
店のレイアウトも変更するのか?
大丈夫、コンビニ衣料や家庭雑貨、MUJIやDAISO、コンビニ専用の「付録付きおしゃれ雑誌」etc…、そこを埋める商品はいくらでもありますから(^_−)−☆
#セブンの雑誌は意地でも残しそう
#創業者の鈴木会長はトーハン出身