年末年始の「稼ぎ時」「書き入れ時」を終え、小売業に携わる方々も、ホッと一息の「お正月明け」だと思います。お疲れさまでしたm(_ _)m
『成人の日』を含む3連休に「もうひと稼ぎ!」と期待しても、期待外れの結果になることが多いのは、お客さんの「買い疲れ」ばかりではありません。動くお金の総量は決まっていますから。
☝️1月(2月)末と9月末は小売業(いわゆる商店)の倒産が一気に増える時期です。
理由は簡単、「お盆休み」や「年末商戦」で仕入れた商品代金の支払いが、これらの月末に集中するからです。
小売業はその日に仕入れた商品が、基本その日に売り上げとして入金されます。しかしその仕入れ代金の支払いは翌月末の「後払い」になります。
それゆえに小売業は手持ち資金に余裕ができ(これを「回転差資金」といい)、「潰れにくい」とされています。
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資本力のある大企業なら、会社の資金が尽きないように、いざという時はメインバンクが用立ててくれます。(コミットメントラインとか当座貸越)
☝️しかし明日をも知れぬ中小企業に対して、金融機関はそれほど優しくありません(><)
年末年始に売り上げが増えた中小企業も、年末に支払いを待ってもらった取引先や、消費税・社会保険料・電気代の滞納分を今週支払ったのではありませんか?
さて手持ち資金はカラカラになりました(><)
そこへ来ていつもの月末の「3割〜5割増し」の支払いが一気にやってきます。今週届いた『請求書』の山を見て落ち込んでいる社長さん、お気持ちお察しいたします。
👤『明けない夜はない!』と頑張っていたのに、夜が明けるたびに『請求書』の山が届く。「夜は明けない方がいい」のかも知れませんね…。
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☝️さて後ろ向きの話はこれくらいにして(^_−)−☆
もしあなたの会社が今月末に「Xデー」を迎えそうなら、(3連休と言わず)今すぐ銀行でも税理士でも、知り合いの商工会の職員でも誰でもいいので、(信用できる人に)相談してください。
私もそうでしたが、人間追い込まれるとロクなアイデアは出てきません。人に話すことは恥ずかしくてプライドが許さないことかも知れませんが、動けば必ず何かしらの『光』が差してくるものです。
1月、2月末が厳しいのは取引先も銀行も百も承知です!春になればまた資金繰りも立て直せますから、なんとかこのピンチを凌いでください。今ならまだ十分に間に合いますから!
打つ手はまだまだあります、あきらめないで!
👤大丈夫!心配ない!なんとかなる!
#大きなお世話でしたらお許しを
#動けば必ず変わる
#潰れたら全て終わり

