【続報!ブックオフの架空買取り事件】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 

 


顧客の持ち込んだ商品を『買取価格ゼロ』と査定し、「無料なら引き取る」と言って放棄させ、従業員が店に売ったことにして金を着服していたブックオフの事件。

普段よく目にする店だし、商品を持ち込んだけど買い値が付かずそのまま「処分をお願いします」と帰って来た方も多いはず。それが不正に繋がっていたかもしれないとなれば、心中穏やかではないはずだ。

社内調査の結果、このような「架空買取り」で国内24店舗・約7,000万円の不正(被害)があったとのこと(@_@)

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☝️そこで判明した手口は分かりやすい手口を挙げると、

①お客がタダで置いていった商品を買い取ったことにして現金搾取(架空買取り)。

②通常通り査定した上で商品買い取ったが、その単価や数量を水増しして、差額分を着服。


【在庫の不適切な計上の手口】は、

①架空買取りで生じた差額がバレないように、在庫金額を偽装

②架空買取りとは関係なく、(不正持ち出しや盗難等で減った)棚卸しの差異を架空計上して店の成績をよく見せる。(→個人的にはこんな事はよくあることで、今回の不正とは無関係だと思う)


③社内ルールを無視した「廃棄処理」やコードの「転換処理」→要するに従業員が故意に盗むってことか?

👤言っちゃ悪いが、こんなのは田舎のスーパーでもすぐにバレる犯行の手口である。多分現場はノーチェック。ブックオフってフランチャイズではないだろうに。(上場企業だけど)

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会社は引き続き調査を続けるとのことだが、根が深そうなこの事件、氷山の一角でなければ良いが…。今ブックオフの店頭では、商品を持ち込む顧客とそれを査定するスタッフの間に、緊張感があるに違いない(^^;

それともこれまで通り「タダならこちらで処分しますがどうしますか?」のやり取りが続いているのだろうか?

変な『処分』だけはしないで欲しいところである🙏🏻

 

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