【飲食店経営で第二の人生を〜起業する人たち】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々


 

 

 


元プロレスラーが現役を引退し、ラーメン店を開店したが、初期投資の1,000万円は秒で消えていき、思っていた第二の人生とは全く違ってしまったと言う記事。しみじみと読み込んでしまった。

よく「脱サラ」や「独立」の形で飲食店やカフェ、スイーツ店などを起業し、自分の積年の夢を叶える人がいる。あなたの周りにも(比較的最近)個人でお店を開いた知り合いがいるのではないだろうか?

セカンドキャリアとして「一国一城の主」となれば、自分のやりたい事ができるし、利益も全て自分に返ってくる。うまくいけば早い段階で2号店も出せるかも知れない。リスクはもちろん承知しているが、夢に向かってる時、人は最高にワクワクする!

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新規に起業した飲食店(ここではラーメン店)が順調に生き残っていける確率はどれほどのものか?一般的に飲食店の「廃業率」は3年で70%、5年で80%、10年後には90%である。いわゆる「ほぼ全滅」といった感じ。

今ある飲食店でさえ生き残るのが精一杯で、新規の店がそこで成長する余地などないことが分かる。でもどんどん店はできているのだ。

新陳代謝が激しいがゆえに「空き店舗」も増えている。飲食店経営のノウハウも(修行も要らない)理論化されてきた。「起業支援」の融資もあるので、フランチャイズやのれん分けであれ、挑戦するハードルは下がっている。そして成功する人も必ずいる!

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☝️資金が「秒」で消える…。

まことに身に染みる言葉である。経験したことがあればご理解いただけるだろう。

設備投資・リース料・家賃・四季金・礼金・人件費・水道光熱費・電気代・冷蔵庫・保険・駐車場代・発券機・仕入れのルート・車両費・宣伝費…。一杯1,000円も取れないラーメンやコーヒーの利益で、投資額を賄いさらに成長させることは到底無理である。

👤飲食店なんか絶対にやらない方がいい!

飲食店の経営者なら100%そうアドバイスするはず。「個人のスーパーなんかすぐに潰されるぞ!」私でもそう言う (笑)

それでも夢を叶えるため、人生を賭けて挑戦する人が後を絶たない。『一国一城の主(あるじ)』とはそんな魅力があるのだ。

今の私は組織の長ではないが、その気持ちだけは持ち続けていたいと思う訳ですm(_ _)m

 

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