【無人餃子販売所・閉店ラッシュ!】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々

 

 


ラーメン店の倒産が加速、個人の寿司屋もケーキ屋もダメ。高級食パンの店もブームは去った。生き残るのは大手資本のチェーン店ばかり(><) 

☝️今回のメディアが大好きな「◯◯屋が危ない」ネタは、「無人餃子販売所が危ない」というものだ。(新聞の「お悔やみ欄」やデータバンクの「倒産情報」と同じでネタには困らない)

業界最大手の「餃子の雪松」は2022年に400ヶ所以上に出店し、一年で1,000店を目指す!と鼻息も荒かった。無人販売ゆえ、お金を払わすに餃子を盗むシーンがテレビニュースで報道され、それさえも売り上げアップに貢献したと推測する。

しかし店舗数が増えるどころか閉店ラッシュと言うこの記事。理由は顧客が他でも餃子を食べに行ける様になったこと、そして新規参入の障壁が低かった(誰でもすぐできる)ことだと言う。

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投資金額は冷凍ケースを中心に約300万円程度、24時間営業で人件費の心配も無し。価格は税込1,000円キッカリで管理も楽、利益率も高く、万引きされても保険でカバーされ、逆に宣伝になる。修行もノウハウも要らないので、開店日からすぐに利益が出そうなビジネスモデル。誠にGoodである!

その結果、全体でも2020年に131店しかなかった餃子の無人販売は、2022年に1,282店舗と3年間で10倍にもなった。しかし急激な成長はその逆の結果を伴うもので、今では閉店ラッシュの状況にある。

なんでもそうだが、短期間に投資コストを回収した逃げ足の速い「目利きオーナー」なら良いが、ブームになってから参入した「後発組」は泣くに泣けない現実だろう。タピオカや台湾カステラ、唐揚チェーン店然りである。

👤さて次はどんな「◯◯屋が危ない」をご紹介することになるだろうか…?

「インバウンド客で大儲けした飲食店の末路」でないことを祈ります🙏🏻

#味の素の冷凍餃子は美味しいよ 
#コインランドリーモデル

 

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