【安物買いの銭失い】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→最年少山梨県教育委員長→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は全国の経営者に寄り添う日々

 

 


徳島県の県立高校で採用した16,500台のタブレット端末(中国製)の過半数が「故障中」の記事。購入価格は一台48,950円で、国からの交付金を活用したとのこと。

👤イケメン後藤田知事もご立腹の様子だ。

・この価格は妥当なものなのか?

・中国製の品質は問題視しなかったのか?

・(まさかとは思うが)情報漏洩の危険性はないか?

普通ならこんな不安を検討した上で、最終的に機種選定に至るものだ。これでは「とりあえず安けりゃなんでもいい!」のレベルと言われても仕方ない。入札結果に従っただけか…。

まあ機械モノだから、故障や不具合は一定数あるとはいえ、半分以上がアウトとは前代未聞である。せめて高校時代の3年間くらい保(も)ちそうな機種を出せと言いたいw

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県立高校にこのようなタブレットを導入する場合、機種選定や保証について決定権を持つのは、私が居た山梨県なら「県教育委員会 高校教育課」である。(小・中学校は市町村の教育委員会が担当)

ここで不思議なのは、このタブレットに決める過程で、
・教育委員(トップ5、6人)の中に、誰も異論を唱える人がいなかったのか?

・教育委員会事務局(県職員)の中に誰も「課長、中国製に不安はありませんか?」と意見を述べた人はいなかったのだろうか?

☝️(予算に限りがあるから)入札で決まった最安値のタブレットが中国製だった!〜これが通ってしまったのが徳島県。

別に中国製だからいけない訳ではないが、使っていた生徒は、今後それを選ばなくなる。思いの外大きな損失になるはずだ。

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まさか業者と誰かが画策して「ひと儲け」企んだ?とは言わないが、この件を教訓にして、今後全国の学校での中国製タブレットの導入はなくなりそうだ。このメーカーのおかげで、部品の多くを中国に依存している他のメーカーもとバッチリを受けることになりそうだ。

今回後藤田知事は「事件性」を疑うような口ぶりだが、学校という、言わば「聖域」で起きた出来事ゆえ、原因の究明と責任の所在をはっきりするべきだと思う。

(無駄話)
おそらくこの担当課長は、4月から別の部署に異動になるはず。「高校教育課長」は教育委員会の課長の中でも、数少ない「教員からの出向者」のポストだから、現場(学校)に戻るか、県立の校長先生になって教育委員会を離れるか…。

 

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