現代用語の基礎知識〜「芸の肥やし」 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



最近の話題で気になるのは、一世を風靡し時代を築いてきた芸人さんの◯加害問題だろう。私はとんねるずとダウンタウンに挟まれた年齢だが、振り返れば人気TV番組はいつも同じ顔ぶれだった気がする。

J事務所の問題発覚から、これまで「芸の肥やし」や「破天荒」、「芸人たる者」という言葉でスルー(黙認)されてきた事柄が、どんどん表に出てくる様になった。

考えてみれば、芸人さんであろうが政治家の(帳簿づけが苦手な)先生だろうが、やっちゃダメなことをしたら叱られるのは当然だ。

👤「スポーツ選手なんか小さい頃からスポーツしかやってこなかったんだから、『人格』まで一流を求めちゃいけない!」昔、こんな話を聞いたことを思い出した。

確かに「スポーツは超一流、人間性は三流以下」みたいな選手は沢山いたし今もいる。しかし最後はみんな消えていった。最低限の人格や常識さえ持ち合わせない「天才(と呼ばれた)」星は、今の世の中では生きていくことが難しい。

☝️プロ野球選手が前の晩に酒を飲み過ぎ、徹夜でフラフラしながら試合でホームランを打った!なんて話は自慢にもならない。それは「豪傑」「型破り」ではなく、仕事に対していい加減なだけ。「結果が全て」ならそれを続けていればいい。

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一芸に秀でている人は、他の部分で人と違う(変わっている or 劣っている)ことはよくある。自己完結できることならいいが、他人に迷惑を掛けてしまうとキャリア自体が台無しになってしまう。

今、飲酒運転(おまけに事故まで起こしたら)当然全てのキャリアを失う。でも以前は「ちょっとだけなら」とか「飲酒と酒気帯びは違う」「これを飲んでおけば取り締まりも大丈夫」などと車で飲み会に出掛けていたものだ。ゴルフ場のランチでビールを飲んで、帰るまでにアルコールが抜けるはずもない(私は下戸だけど(^^;)。

☝️世の中が変わったことを自覚しなければいけないのだ。特にコンプライアンスなど意識せずに過ごしてきた私の世代は…。

『事実無根か確信犯か?』第三者に分かるはずもない。もはや白黒つけて「ハイお終い!」ともいくまい。

さて「芸の肥やし」でつまずいた後、「芸は身を助ける」へと昇華できるかどうか。これからやって来る人たちは、決してガキの使いじゃありませんよ!

リターンマッチもないのかな・・・?

 

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