👤倒産・破産となると人間関係は一気に崩れていく。ほとんどの友人は関りを避けるし、近しいと思っていた仲間も「味方ヅラ」に変身していく。これは精神的に辛いものだ。しかし変わらず応援してくれた人も多い。今生きていられるのは、間違いなく彼らのおかげである。
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【倒産社長の遺言(6/7) 私を救った真の友人たちへ】
「やまと」が倒産に至る過程で、私をこのまま終わらせてはいけないと物心両面で支えてくれた皆さん、そのおかげで私は今生きています。皆さんは私の「命の恩人」です。
一人一人のお名前は書けませんが、私の唯一の財産は「人」でした。人は窮地に立った時、その人本来の姿が出ます。こんな状態の私と関わりを持ちたくなかった方もいたと思います。電話しても出てもらえなかった方もいます。敵と味方、そして味方ヅラの存在を知りました。
そんな中「すぐに来い!」と私の話を聞いてくれたり、人を紹介してくれたり、黙ってお金を貸してくれた方もいました。その人の苦労した話を聞いて「だからこそ人に優しくできるんだ…」と思い知らされ、この歳になって、自分だけでなく、人はそれぞれの悩みを抱えながら生きていることにも気付きました。
破産申請の費用が足りずに皆さんに泣きついた時、県内外そして海外からもカンパを頂いてその手続きを開始することができました。
そのご恩は一生忘れません。同窓会を終えた後の同級生たちにも心配をかけてしまい申し訳ありませんでした。
手続きに当たり深夜までご尽力いただいた代理人弁護士、そして管財人チームにも感謝しかありません。ありがとうございました。
👤これからはこのご恩を返していく人生が始まります。時間は掛かるかも知れませんがこれからも変わらぬお付き合いをお願いします。
一日も早く、皆さんが困った時に「いの一番」に駆け付けられる人間になって帰ってきますm(_ _)m
(「こうして店は潰れた」より、本文まま)
続く