【長野県 伊那市へご訪問】 | 【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



今週、長野県の伊那法人会にお呼ばれしてお話しをさせて頂いた。壇上に大きな『こうして店は潰れた』のシュールなたれ幕。「歓迎されてる?」と自分に言い聞かせ、いつものマシンガントーク (笑)

公開例会ということで一般の参加者(女性)も多く(50名弱)、感染対策をしっかりした上での90分、◯獄の世界へと誘う。悲しい話で笑わせる、これぞ私の使命なのである。

法人会の会長さんは地元でも有名なスーパーの社長。私の話に「聞いていた理由と違う!」と驚かれていた。そんなものである。消え去ったものに対して、業界は容赦ない…。

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🎤「伊那市には『かんてんぱぱ』や『ハナマルキみそ』の本社があってよく知っています!昔、間違えてチラシ広告に『ハナマルメ(鼻丸め)みそ』と書いて怒られたことを思い出します(本当)」

などと大してウケないジャブを繰り出しながら、会場を温めていく。

ご多聞に漏れず、伊那の街も景気は悪いそうだ。観光も下請け企業も、巣ごもりや円安の影響で回復の兆しはない。おまけに緊急融資の返済も始まった。返す原資がない…。参加者の必死さは、その目つきで分かる。

✅私は皆さんが決して見たくない景色を見てきました。やっぱりそこに行っちゃダメです。打つ手は無限にあるから、恥ずかしがらないで『助けてください🙏🏻』と言いましょう。

『世の中は精一杯やった人を絶対に見捨てない!』
かの【ミナミの帝王・萬田銀次郎】も言ってます!

🎤でもね、どんなに頑張ってもダメな時はあるんです。その時は胸を張って終わりにしましょうよ。命までは取られませんから!私がその見本です(^_−)−☆

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話を終えて控え室に戻ると、そこには沢山の色紙が置いてあった。

事務長 「小林さん、色紙にサインしてもらえますか?ファンが多いもので🙏🏻」

(@_@) 破産者のサインを欲しがる?俺ってそんなに人気モンか?店のあった山梨と伊那市はそれほど遠くないため、私のスーパーのことを知る人が多いとのこと。「参加できないけどサインが欲しい!』と頼まれたって(^^;

✅サインなんか連帯保証人で慣れっこだ!

📝『情けは人の為ならず!』 小林 久

※ 写真は日本三大桜の一つ、伊那市「高遠(たかとお)の桜」🌸