当初は「残雪の槍穂をうっとり眺めたい!」というワタシの希望により、蝶ヶ岳へ行く予定でいました。
でも、見るたびに毎回変わってるくらい天気が不安定で。。。
どうしようどうしようと直前まで悩んだ挙句、お天気悪くても楽しめるようにということで、天狗岳へと予定変更。
天気悪かったら、黒百合ヒュッテで生ビール楽しめばいいしね♪
天狗岳へは過去2度の敗退をしている我が家ですが、今回は無事に登頂となるでしょうか。
3度目の正直目指して、それではいってきまーす♪
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前日は『道の駅 こぶちざわ』にて車中泊。
途中、高速で清水あたりを走っているときにどしゃ降りにあったのですが、山梨に入った辺りで落ち着いてきました。
明日はお天気どうだろうかと心配しながら就寝です。
■1日目:6/25(水)
朝ゴソゴソ起きて外を覗いてみると、わ!気持ち良く晴れてる!
これは楽しみだね♪
ウキウキ支度して、登山口へと向かいます。
登山口は、前回同様『唐沢鉱泉』から。
小淵沢の道の駅から唐沢鉱泉まで、1時間ちょっとかかります。
そうそう、桜平との分岐を過ぎた先にある未舗装のダート道。
前回けっこう揺れたように記憶していたんですが、思ってたよりは揺れず。
それでも若干横滑りをしつつも無事到着。
駐車場も先客は4台のみ。
am8:35
さーて、それじゃ出発しましょう。
忘れものはないですかー。
駐車場横にあるトイレ▼
◎洋式
◎トレペ有
◎手洗い水有
ニオイもなくって、とってもキレイ!
唐沢鉱泉の前を通過します。
今回登山届はネットで提出済みなので、ここでは出さず。
唐沢鉱泉の源泉▼
いや~、あいかわらずキレイ!
am8:45
源泉見て少々のんびりしつつも、ようやく登山口へとやってきました。
ひさしぶりのテン泊ザックというだけあって、だんなさんもワタシもうまくカラダにフィットできず。。。
登りはじめる前から、すでにカラダのあちこちが痛い(笑)
まぁでも今日は、黒百合ヒュッテまで行けばいいだけだからね。
急がずここは、しばしのストレッチタイムをとって、カラダを伸ばしてからいきましょう。
そういえば今回のザックの重量。
なんと15kgでした!
1泊の予定なんですが、なぜにこんなに重いのか。。。
パッキングも手間取りまくって、一回入れたのに全部出してやり直したし、間が空くとあっというまに忘れちゃうものですね。
さてさて、話はもどって。
10分ほどストレッチをしたところで、ようやく再スタート!
赤い橋を渡ってレッツラゴーです♪
登山道に入ると、もうさっそく北八ツらしい景色にウキウキはMAX♪
あぁ、木漏れ日がなんて気持ちいいんでしょ。
前回天狗岳へ来たのはちょうど一年前。
(→『▲天狗岳 2013.07.01』 )
そのときは駐車場から雨がポツポツしていて、まだテント泊にも全然慣れてないのにそのうえ雨だなんて。。。とテンションダダ下がりだったんですよね。
結局撤退しちゃったしw
去年何度かのテン泊をして、雨にもすこしは慣れてきた我が家。
今回は「多少は雨でもしょうがないか」と思ってやってきたのだけれど、やっぱりお天気だと嬉しいね♪
苔もあっちこっちに♡
しかしこの道を行くということは、苦手な丸太橋も渡らねばなりません。
前回同様へっぴり腰スタイルにて、牛歩スピードで渡るワタシ。
えいやっ。
重なる親子キノコ▼
そうそう。
北八って、独特のニオイがあると思いません?
歩いていて、「あ!このニオイ!」と思って振り返ったら、そこを通過しただんなさんが
「今、北八のニオイがした!」
と反応してました。
やっぱり!そうそう、あるよね!
あれはなにかの植物とかのニオイなんでしょうかね。
北八のニオイを堪能するだんなさん▼
北八のニオイを堪能したあとは、だんだん道がゴロゴロしてきました。
ゴロゴロ道をひと登りしたら、
水が流れ込むゆるやかな勾配のゴロゴロ道を、飛び石を渡るかのように進んでゆきます。
このあたり、濡れているので滑りそうでコワかった~。
am10:30
コースタイムを大幅にオーバーしつつ、ようやく渋の湯との分岐に到着!
前回ここまででたしか2時間かかっていたんですが(CTは1時間)、今回もたいして変わらずだったことに少々ビックリ。
前回はだんなさんが写真撮りまくりで全然進まなかったから遅かったんだと思ってたけど、そういうわけでもなかったのね。。。
「え?オレ?」
。。。あ、いやなんでもないっす|д゚)
5分ほど小休止したのち出発。
そしてここからが、ワタシにとってキツイ道になっていきました。
大きな石がゴーロゴロ。
しかも濡れていて滑りそう。っていうか、尻餅こそつかないものの実際何度もずるっとしたし。
木の根が出るとちょっとだけ、ほっ。
でもそんなのはつかの間で、またすぐゴーロゴロ道へ。。。
次の足の置き場を探しながら、且つ滑らないようにと慎重になりながら歩いているので、見ているのは足元のみ。
そんなとき、前方から「ガッタン!!!」という物音がして、そのたびにびくっとするワタシ。
ガッタンの正体はコレでした▼
このトレイルで何度も出てくる鉄網。
どうやら前を歩いてるだんなさんが、これに乗るたびに「ガッタン!!!」と音がしていたようです。
あー、けものが出たのかと思っちゃった(笑)
そんな音にビビリつつも、それ以上に難儀なゴーロ道はつづきます。
ひたすら登る!
登る登る!!
そういえば去年いろんな人のレポで事前に調べてたとき、
「雨上がりは濡れていて、
滑りやすいので歩きづらい!」
と書いてた人がやたらと多かったっけと、今さらながらに思い出しました。
去年はそのことを頭に置いて歩いていたのだけど、そのわりには歩きづらいこともそれほどなかった記憶。
でもよーく考えてみたら、去年は渋の湯との分岐までしか来てなかったんでした!
実際滑りやすいのは分岐から小屋までの間なんだから、『滑りやすい』という印象が残らなかったのは当然といえば当然。
ちょっとあなどってた自分を呪いながら、それでも先へと進まねば目的地へは辿りつけませぬ。
そしてこのあたりから、雨がポツポツッと。。。
樹林帯なので多少の雨は防いでくれるはず。と、そのまま先へ進みます。
ときどきしずくを落とされるものの、とくにひどくなることもなく。
そのかわり、遠くでなにやらゴロゴロ音がする。。。これって雷?
ゴロゴロと言えば、トレイルは一段とゴロゴロ度を増しています。
さっきパラッとしたせいか、滑りやすさも増してる気がするし。。。
このあたりが一番苦手なところでした▼
そして慎重に歩いていたのに、ズルーーーっと滑ってついに尻餅!
そうなると、このあとは一歩を踏み出すのがより慎重になってしまい、より牛歩に拍車を掛ける始末。。。
なのに文句も言わずに、のんびり待っていてくれただんなさん。
ありがたや~(TдT)
左手を見上げると、おそらく中山の展望台あたりが見えてました。
テント張った後お天気良かったら、こっちまで行ってみよっかと言っていたんですが、こんなガスガスじゃちょっと楽しめなさそうだね(´ε` )
ちなみに右手上方には、天狗の奥庭が見えてました。
勾配がゆるくなって、木道が現れてきました。
ワタクシもう疲労困憊ですが、ヒュッテはまだ着きませんかしら?
木道を過ぎて、次に現れた鉄網を進んで行くと。。。
am11:38
黒百合ヒュッテが見えたーーーーー!
やったー!着いたー!
今にも雨が降り出しそうな空ですが、とりあえず無事到着できてひと安心。
つづきは【その②】 にて。
















