▲三ツ峠山【1,785m】2014.06.02<前篇> | ロマンはどこだ!

ロマンはどこだ!

ロマンを探して山旅を。
ぼくらは希望の音を鳴らして歩くのだ。

梅雨入りするすこし前。
ひさしぶりに天気に恵まれそうな予報だったので、どどんと富士山を見に三ツ峠山まで行ってきました。


前日は『道の駅 富士吉田』にて車中泊。
夜もだんだんと暑くなってきていたので、この日の車中泊はちと暑いかな~。
なーんて思っていたんですが、新富士ICを下りてからは意外と空気がひんやり。
道の駅に到着すると思いの外寒くって、フリース着てトイレ行ったりするほどでした。

車中泊の車が意外と多かったのですが、車の量のわりには静かで気温も快適に眠れました。

しかし。。。
朝早くから起き出すだんなさんの物音に起こされる。
なんでも、お山に行くまえにひとっ走りしてくるんですって。
はい、いってらっしゃいませ~(ノД`)~゜
そのあいだにワタシはもちろん二度寝~♪


浅間神社までお参りしに行ってきた!というだんなさんがもどってきたら、朝ごはんを食べて出発です。
今回は三ツ峠グリーンセンター方面からのピストン予定なので、グリーンセンターからさらに進んだところにある『憩いの森』へ車を停めます。
道の駅富士吉田からは、30分ほどで到着。
グリーンセンターから憩いの森まではどうせ車道歩きだから、ここは車で省略しちゃおうという魂胆です。


駐車場からは今から行く三ツ峠がバッチリ見えてる!




ホントにみっつ、ぽっこりしてるんですね!
この姿からもわかるように、三つの突峰があることから『三ツ峠』という名前になったという説があるんだそう。




こちらが駐車場。
到着したときは一番乗りだったし、『駐車場こっち→』みたいな看板が見当たらずに、なんとなく駐車場っぽいところに停めたんですが、ホントにここでよかったのかしら。
ちなみにこの写真は下山後に撮ったもの▼



他の人も停めてたので、たぶんここで合ってるんだろうな。
ちがってたらすみません。。。


この駐車場のすぐとなりには、トイレ有。



フリーフォールでしたが、トレペ有。
手洗い水はなし。
ちなみに、左側は男性のちいさい用お便器でした。


am7:00
それでは出発しましょー♪
まずは10分ほど車道を歩きます。
今日は気温が高くって、これだけでもう汗がじわじわ。



林道から逸れて、ちいさな橋を渡って樹林帯に入って行きます。




am7:16
5分ほど進むと現れたのが、『達磨石』!



三ツ峠に来たなってかんじ♪





途中にあったこれ▼、これだけ見るともうすでに登頂しちゃったようにも見えるけど、まだまだはじまったばかりです。




一旦車道に放り出され、ふたたび樹林帯へ入って行きます。
いろんなガイドブックに載ってるだけあって、きちんと整備されてて歩きやすい。



余裕ありありなだんなさんは、倒木にぶらり。



そんなだんなさんとはウラハラに、ワタシまたしてもヘロヘロ。。。
実は先日の伊吹山 後から、鼻水・せき・くしゃみが止まらない…( >д<)、;'.・ ィクシッ
風邪かしら?と思ったんですが、熱はさっぱり出ないので、どうやらこの時期の花粉症だったみたいです。
歩いてると鼻水が垂れそうだわ、口呼吸になるわで苦しいのなんのって。
そこに加えてこの暑さ!
暑いー、苦しいー!
こんな序盤からこの調子で大丈夫かしら。


たいして歩いてないけど、ベンチを見つけたらすぐに腰を下ろしてひと休み。
そして鼻をかむ(笑)




赤がキレイだね~♪












鼻水対策としてはこまめに鼻をかむことしかできませんが、暑さ対策として、自作のハッカ油スプレーでクールダウン♪
ふぅ、これでもうちょっとがんばれるー!


ちょっと明るいところに出たな~と思ったら、目の前に富士山!




今日は丸見え♪




am8:00
というここは『股のぞき』でした。
。。。っていうのを、カラダで表現しているようです(笑)



逆光で富士山が写りませんでした(TдT)


ちなみに木のお股から覗くと、こんな風に見えます♪







さて、先へ進みましょう。
しかし風もないので暑さが止まらない~ι(´Д`υ)




am8:20
ヒーコラ言いながらも、なんとか『馬返し』に到着。




お見せするのも恥ずかしいんですが、見てこの汗!



日焼けしたくないので、お山にいるときは年中長袖なんですが、このときほど半そでのだんなさんを羨ましいと思ったことはなかったです。
あぁ脱ぎたい。。。でも焼けたくない。。。(乙女心)


さて、ここから先は『馬返し』というだけあって、勾配がキツくなります。
さすがにこんなにヘロヘロしているワタシは、ムリせずストック使ってGO。



30分ほど必死に登って行くと、下山者向けに現れた看板▼



ってことは、ここからはちょっとゆるめになるのかな。


勾配はキツくないのだけど、大きな石がゴーロゴロ。




あっ!だんなさんの頭上に巨大な岩が!!!



なーんちゃって♪


am9:10

『八十八大師』のところに到着しました!



ここにもベンチがあったのでしばし休憩。
「暑い暑いー!」とザックを無造作に下ろしたら、だんなさんからひとこと。


「フジオくん、もっと大事にしてあげて。。。」



あわわアワ((゚゚дд゚゚ ))
ごめんよ、フジオくん!


ハッカ油をかけまくって、10分ほど休憩したら出発します。



八十八大師を横目に見ながら。
そんな『八十八大師』ってなんぞやというと。

弘法大師が四国の88カ所を霊地と定めたが、江戸時代各地で四国遍路にかえ、88体の弘法大師像をあててお参りをした。この大師像を「八十八大師」と呼んだ。

なんですって。
ちなみに三ツ峠の大師石仏は81体が保存されていて、中央に1塔にまとめた「遍照金剛八十八躰施主現当二世安全」の石碑が建ててあるんだそう。



頭が無くなっちゃって代わりのものに挿げ替えられてたりするものもあるけど、いろんな顔がありますなぁ。


さてさて、話はトレイルにもどって。
風のこない樹林帯を抜けて、ちょっともろくなった山腹を進んで行きます。



そういえばワタシ、さっきの八十八大師を過ぎたあたりから調子が回復!
鼻水はあいかわらず出てますけどねw


視界も若干開けてきたので、写真を撮る余裕も出てきました♪




このあたりは落石が多いのか、落下防止の杭がひん曲がってるものがあちこちに。









途中2ヶ所ほど、水の流れてるところもあり。




顔を上げればライオンのような巨岩もあり。






そしてこの先も、




杭が無残な姿に。。。




しかも『橋の損傷あり』って書いてあるし。



とはいえ、コワがりのワタシでさえコワがることなく渡れましたが。
でも道もせまいし、崩落しそうなところもあるのでちとお気を付けを。


危なげなゾーンを過ぎてしばらく行くと、なにやら崩壊した建物が現れます。
そしてそのすぐ近くにもちいさな掘っ立て小屋が▼



だんなさんが中をのぞきに行ってみると、トイレでした。
「ボットンだった?」と聞くと、「穴が開いてるだけだった」とのこと。

「穴?」

あとで写真を見て合点!
矢印のところをよーく見ると。。。


下の景色が見えてる~(笑)
これって便器置いてある意味ないんじゃ。。。


さらに進んで行くと現れたのが、大きな岩!!!


どうやらここは、ロッククライミングの練習によく使われるという屏風岩でした。
でっかーーい!

という中途半端なところでつづきますw


【後編はこちら】